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ASUSTeK、「実況や歌の録音に最適」なPCI接続のサウンドカード「Xonar D-KARA」

 ASUSTeK Computerは、「音声実況や歌の録音に最適」というPCI接続のサウンドカード「Xonar D-KARA」(ソナー ディーカラ)を3月7日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は6,500円前後(税込)。

Xonar D-KARA

 PCI接続のサウンドカード。入力端子としてステレオミニ×2、出力はステレオミニ×3、角型光デジタル×1を備えている。なお、PCI Express x1で接続する姉妹モデル「Xonar D-KARAX」は既に発売されている。

 PCで再生するオーディオ出力に、マイク入力からの音声をリアルタイムにミックス可能。高品位なミックスができるというDSPや、ノイズを防ぐためのデジタル/アナログ分離基板、様々なエフェクトも利用でき、「スタジオ品質での実況や歌の録音ができる」という。

 歌の録音時や実況配信時に利用できる、5つの音質プリセットも用意。ロック(力強い音声+残響音強め)、ロックプロ(力強い音声+残響音弱め)、バラード(ソフトな音声+残響音強め)、バラードプロ(ソフトな音声+残響音弱め)、スペシャル(音声へのコンプレッサー処理)から選択できるほか、ユーザーが詳細設定を行なう事も可能。好みのプリセットを作る事もできる。歌の練習に活用できるボーカルキャンセル機能や、キーの変更機能も搭載。

付属のソフトウェア

 出力の音質もカスタマイズ可能。ハイパスフィルタ、ローパスフィルタ、コンプレッサによる音量差の圧縮、特定音域を強調するダイナミックブースト、周波数特性を変更するイコライザ、リバーブを付加する事もできる。

 音質効果やミックス処理をDSPで行なう事で、遅延を5ms程度に低減。「限りなくリアルタイムに近い音声ミックスが可能」という。

 基板では、デジタル信号のエリアとアナログのエリアを分離。アナログ回路へのデジタル信号のノイズの影響を低減。基板のレイヤーも、2枚のグラウンド層をアナログ信号が流れる層とデジタル信号+電力供給のための層の間に挟むことで、アナログ部へのノイズ流入を防いでいる。出力のSN比は106dB。

(山崎健太郎)