ニュース

final、ASMR特化完全ワイヤレス「ZE3000 for ASMR」クラファン開始。15840円から

ZE3000 for ASMR

finalは、ASMRに特化した完全ワイヤレスイヤフォン「ZE3000 for ASMR」を、クラウドファンディング「GREEN FUNDING」にて先行販売を開始した。通常価格は19,800円で、20% OFFの15,840円、18.9% OFFの16,058円、2個セット20% OFFの31,680円などのプランを用意する。

同社のこれまでのASMR専用イヤフォンとは異なり、新モデルでは「イヤホンがASMR体験そのものを左右する」という可能性に着目。ASMR専任研究員の秋山氏が中心となり、デバイス側からティングル体験を後押しするという、全く新しい発想でZE3000 for ASMRを開発した。

ティングルとは、「背筋をゾワゾワッと駆け抜ける、まるで電流のような快感」のことで、ASMRの中でも特別な体験だという。囁き声や吐息、指先が触れるような音に触れた瞬間に生じる、言葉では言い表しにくい心地よさで、「一度味わえば忘れられない感覚」とのこと。

一般的な音楽用イヤフォンでは繊細な音が埋もれてしまうため、多くの人がティングルを体験できていないという。ZE3000 for ASMRではティングルを積極的に引き出す発想から音響設計を行なったとしている。

E500やCOTSUBU for ASMRなどのASMR製品では、「体験を邪魔しない再生」を重視してきたが、ZE3000 for ASMRでは、音の質感やダイナミクスを最適化することでティングルを“誘発”。囁き声や吐息といった繊細な音を自然に届けるため、中〜高域をなめらかに整え、耳に刺さる成分を抑えている。

その結果、一般的なイヤフォンで時に感じられる鋭い響きや聴き疲れを防ぎ、囁き声や吐息が自然に届くため、ティングルを感じるきっかけになるという。

また、声の温もりを支える超低〜低音域を豊かに調整し、“そばに人がいるような安心感”を再現。リラックスの土台を築き、没入を深め、ティングルを受け入れる状態を自然につくるとのこと。

基本スペックはベースモデル「ZE3000」と同一。Bluetooth 5.2準拠でコーデックは、aptX Adaptive、aptX、AAC、SBCをサポート。連続再生時間は最大7時間。ケース併用では最大35時間。充電時間はイヤフォンが約1.5時間、充電ケースが約2時間。

冊子「ASMRへの誘い」、イヤーピース「TYPE E 完全ワイヤレス専用仕様」(SS/S/M/L/LL)、充電用USB-Cケーブルなどが付属する。

ASMR専任研究員 秋山俊宏氏 コメント

私はASMRが持つ癒しの力を、本当に必要としている方に届けたいと強く願っています。このイヤホンは音楽鑑賞という大きな市場ではなく、ASMRというとても個人的な体験に特化したニッチな製品です。そのためまずは私たちのビジョンに共感してくださる方に、この特別なイヤホンを届けたいと考えました。

ASMRに特化した製品の開発は、まだ確立された手法や研究データが乏しく、手探りの状況です。だからこそユーザーの声が指標になります。皆様の貴重な意見を開発に反映させるため、クラウドファンディングを選びました。

このプロジェクトは、まだASMRの本当の魅力を知らない方々にも、その価値を伝えるきっかけになると信じています。この製品を通じて、ASMR体験の向上と認知の拡大に貢献できるなら、一人のASMR愛好者としてこれ以上の喜びはありません。