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moraが台湾でハイレゾ配信を開始。日本のアニソンなど約100タイトル

 レーベルゲートは9日、音楽配信サイト「mora」の海外展開を開始すると発表。サービス名は「mora -WALKMAN Officail Music Store-」で、第1弾として、3月下旬より台湾でハイレゾ音源の配信をスタートする。当初は、Android OSを搭載するスマートフォン/タブレットやウォークマン向けにストアを展開、'15年夏ごろよりパソコン向けストアも拡充する。ラインナップは、日本のアニメソング、ゲーム音楽を中心に約100タイトルを用意し、順次追加していく。

mora

 配信フォーマットは44.1~192kHz/24bitのFLACと、2.8/5.6MHzのDSDを用意。対応機器は、ウォークマン「NW-ZX2」や、スマートフォン「Xperia」シリーズなどのAndroid OS搭載端末で、Androidアプリ「mora」より、ハイレゾ楽曲の購入やダウンロード、再生を行なう。端末からパソコンへ楽曲を転送して、パソコンでの再生も可能。パソコン向けストアは'15年夏ごろよりスタートする。決済方法はクレジットカードで、当初は日本円での購入のみ。'15年夏より台湾ドルでの表記に対応する。ダウンロード回数は、1回の購入につき10回まで。

 レーベルゲートでは、「いい音楽をいい音質で聴きたいという高音質志向は、世界的に年々高まりを見せている。J-POPや日本のアニメ、ゲームの人気が高い台湾を皮切りに、moraを海外展開することで、より多くの音楽ファンに日本のコンテンツを発信していく。今後、順次販売地域を拡大し、サービス内容を充実させる」としている。

 moraは2004年4月に国内で音楽配信サービスをスタートし、2013年10月よりハイレゾ音源の配信を開始。現在の配信楽曲数は約560万曲で、ハイレゾ楽曲は約65,000曲。「ハイレゾ配信では、国内No.1の売上げを誇るサービスへと成長した」としている。

(一條徹)