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フォステクス、純マグネシウムの3ウェイスピーカー「G1003MG」

 フォステクスカンパニーは、全ドライバに純マグネシウムドライバを採用した3ウェイのトールボーイ型スピーカー「G1003MG」を5月下旬より発売する。価格は45万円/本。カラーはワインレッド(WR)とピアノブラック(PB)の2色。

左:G1003MG(ワインレッド)、右:G1003MG(ピアノブラック)
G1003MG(ワインレッド)
G1003MG(ピアノブラック)

 ツィータ、ウーファ、ボトムウーファの3ウェイ4ユニットのそれぞれに純マグネシウム振動板(純度99.9%)を採用したスピーカー。ツィータは、20mmのリッジドーム型マグネシウム振動板、ウーファとボトムウーファは、高剛性で共振を分散する効果の高いHR形状の純マグネシウムユニットで、ウーファは10cm HR形状ユニット×2、ボトムウーファは10cm HRユニット×1となる。

ツィータ
ウーファ
新開発の亜鉛ダイキャストフレーム

 ウーファとボトムウーファには、新開発の高比重亜鉛ダイキャストフレームを採用。比重はアルミ2.69:亜鉛7.13で、振動板振幅の反作用による振動を音場空間に伝えにくくし、「音の消えいく静寂感をリアルに感じられる」としている。

 エンクロージャーはスリムなフロアスタンディング型とし、33mm厚の音響専用のCE合板(楠/ユーカリ合板)を採用。天地左右は18mmのCE合板、背面には15mm厚のMDFを採用している。また、エンクロージャー底面とベースボードの間を空けることで、底面からの放射が抑制されること無く、立体的な音場表現を実現できるとしている。

 再生周波数帯域は、45Hz~35kHz、出力音圧レベルは86dB/W(1m)。インピーダンスは6Ω。最大許容入力は100W。外形寸法は204×322×1,054mm(幅×奥行き×高さ)、重量は23.8kg。

(臼田勤哉)