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Ameba、芸能人や一般人のスマホ向けライブ配信サービス強化。原宿に公開スタジオ

 サイバーエージェントが運営する「Ameba」は、2015年秋にスマートフォン向けに生配信番組の視聴アプリ「AmebaFRESH!」を提供。これと関連し、動画サービスのリアル発信拠点として、東京・原宿駅の竹下口に、公開スタジオ「AmebaFRESH!Studio」を7月18日にオープンする。

右端に見えるのが竹下口。そのすぐ脇に、公開スタジオ「AmebaFRESH!Studio」がオープンする
スマートフォン向けアプリ「AmebaFRESH!」

 秋に提供予定のスマートフォン向けアプリ「AmebaFRESH!」は、無料で生配信の番組が視聴できる動画プラットフォーム。タレントや著名人が出演する生配信番組や、サッカー、格闘技、サーフィンなど、様々なスポーツ中継、ライブやフェスなど音楽イベント、麻雀などのコンテンツを用意。「これまでテレビや既存の動画配信サービスでは観ることのできなかった、ユニークなコンテンツの放送を予定している」という。

 7月9日には、個人ユーザーがライブ配信できるアプリ「宅スタ」を提供開始予定。7月中旬には、タレント特化型ライブ動画アプリ「アメスタ」も提供。さらに、テレビ朝日と共同で提供する多チャンネル動画プラットフォーム「AbemaTV」も今冬提供を予定している。こうしたサイバーエージェントグループが展開する複数の動画サービスと連動した企画を予定しており、年内に5,000以上の番組やイベントを実施するとしている。

 原宿にオープンする公開スタジオ「AmebaFRESH!Studio」は、こうしたインターネット動画番組の発信拠点としてオープンするもの。サテライト放送が可能な2つの公開スタジオと、記者会見やイベントが実施できる多目的スペース、個人配信が可能な16の個室スタジオなどが用意され、一般の来場者が番組の模様をスタジオの外から観覧することもできる。収録される番組は、前述のスマートフォン向け動画サービスで視聴可能。

 同社の総合クリエイティブ・ディレクターである、デザイナーのNIGO(ニゴー)氏がクリエイティブ監修を行ない、同氏が手掛ける「Ameba」の新キャラクター「Abema(アベマ)」をモチーフにしたスタジオ外観や内装、JR原宿駅のホームからも見渡せる大きなデジタルサイネージなども装備。「エンターテインメントの発信拠点として、楽しく、ワクワクする世界観を表現し、原宿の新たなランドマークを目指す。月間約300万人が訪れる流行の発信拠点である原宿の立地を活かし、サービスの認知拡大や利用者の獲得を目指す」としている。

 所在地は東京都渋谷区神宮前一丁目19-11はらじゅくアッシュ。敷地面積は1階が119.35平方メートル、2階が431平方メートル。

(山崎健太郎)