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世界初、8K/120Hz放送用の2系統切替機。800万円

2分配出力も可能。OA研究所が7日発売

 OA研究所は、世界初という8K/120Hz映像に対応した光信号切替機「UHD24C2X2_L1SW」を、7月7日に発売する。価格は800万円で、初年度の導入目標は10台。

UHD24C2X2_L1SW

 '16年に試験放送が開始される8K放送の“フルスペック”とされる8K/120Hz映像に対応した切替機。'14年に発売した8K映像の切替器「UHDTV_L1SW_BOX」(300万円)は8K/60Hzまでの対応だったが、新モデルは120Hzもサポートしたのが特徴。8K映像を劣化させずに入出力先の切り替えが行なえる非同期ルーティングスイッチャで、残像感を低減し、動きの速い映像もなめらかに表現可能とした。

 10.692Gbps×24 Linkの光入出力インターフェイスを各2系統装備。モニターやカメラなど入出力2台ずつをU-SDIケーブルで接続し、フロントパネルのスイッチで1:2(分配)、または2×2(経路切替)のルーティングが操作可能。

 10/100Base-TX のMNG_PORTを使用したコマンドによる遠隔操作にも対応。放送向けだけでなく、光ネットワーク研究の用途にも適しているという。19インチのラックマウントに搭載可能で、外形寸法は435×360×43.7mm(幅×奥行き×高さ)。

接続例

(中林暁)