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Chrome OS採用のタッチパネル対応デジタルサイネージ

専用アプリ搭載「Chromebase Commercial」。ボックス型も

 オールは、Chrome OSベースのデジタルサイネージ2モデルを8月に発売する。19型/22型のタッチパネルディスプレイを備えた「Chromebase Commercial」と、ディスプレイ別売のボックス型「Chromebox Commercial」を用意。いずれもAOPENがGoogleのChrome OSをベースに開発したもので、これにオールが開発したデジタルサイネージ用アプリとChrome管理コンソール(CMC:Chrome Management Console)を組み合わせて提供する。価格はオープンプライス。

Chromebase Commercial

 「Chromebase Commercial」はフルHDタッチパネル液晶との一体型で、セルフサービス情報端末などでの利用を想定する。また、ディスプレイ別売で小型の「Chromebox Commercial」は、交通運輸など公共施設や店舗のサイネージを主なターゲットとした製品。両機種ともにCPUはクアッドコアのIntel Bay Trail-Mで、ストレージは32GB。

Chromebox Commercial

 Chromebase Commercialは、1,920×1,080ドットのタッチパネル液晶を搭載。HDMI出力や、USB×6、RJ50(RS232 COMポート対応)×4も装備する。無線LANはIEEE 802.11b/g/n対応。22型の外形寸法は284×448×30.4mm(縦×横×厚さ)重量は約5kg。

 Chromebox Commercialは、HDMIやDisplay Portの出力端子のほか、音声出力、USB×4、microSDスロット、RJ50(RS232 COMポート対応)を装備。Gigabit Ethernetも備える。無線LANはIEEE 802.11acで、Bluetoothにも対応。外形寸法は166×158×25mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約0.6kg。

 オールのデジタルサイネージ用アプリは、コンテンツ作成や描画コントロール/修正なども簡単に行なえるのが特徴。映像配信のスケジュール管理機能も利用できる。Chrome管理コンソール(CMC)は、複数のChrome OSデバイスを管理コンソールから集中管理できるWebベースの管理ソフト。

Chromebase Commercialの前面と背面
Chromebox Commercialの端子部

(中林暁)