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フォステクス、マルチアンプが楽しめるチャンネルディバイダ

9,000円。スピーカーボックスも

 フォステクスカンパニーは、ツマミ操作でスピーカーのクロスオーバー周波数を調整できる、ステレオ2ウェイのチャンネルディバイダ「EN15」を7月下旬より発売する。価格は9,000円。EN15と接続して使用できるマルチアンプ方式対応の2ウェイスピーカーボックス「P802-E」も同時発売し、価格は6,000円(ペア)。

EN15

EN15

 EN15は、ネットワーク(LC素子)を持たない2ウェイスピーカーを使ってマルチアンプを手軽に楽しめるチャンネルディバイダ。前面にツマミを備え、クロスオーバー周波数を1~6kHzの範囲で連続可変可能。細かい音圧調整も行なえる。対応スピーカーユニットは、20cm径までのウーファとツィータ。フィルター特性はロー・ハイともに-12dB/oct、Q=0.7。ハイ側のレベルは-10~0dBの連続可変が可能。

 入力はアナログRCA×1、出力はアナログRCA×2(ロー・ハイ)。外形寸法は109×60×28mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約240g。専用ACアダプタが付属する。

正面
背面

P802-E

 P802-Eは、ウーファ・ツィータ用の入力端子を各1系統備えた、バスレフ型の2ウェイスピーカーボックス。上記のEN15や同社のパーソナルアンプ「AP15d」(9,800円)2台と組み合わせて、マルチアンプ方式で音作りが楽しめる。

 同社製8cm径コーン型ウーファ「PW80K」(1,600円)、ドームツィータ「PT20K」(2,000円)専用設計で、ユニットは別途用意する必要がある。外装にはチェリー調仕上げを採用した。1台の外形寸法は101×118×195mm(同)で、内容積は1.4リットル。重量は約650g。fbは90Hz。

P802-E
背面

「Stereo」誌8月号の付録ユニット向けスピーカーボックス

P1000-BH

 音楽之友社が7月18日に発売する雑誌「Stereo 2015年8月号」(税込3,990円)には、特別付録としてフォステクス製の10cm径フルレンジスピーカーユニットが付いている。このユニット用のスピーカーボックス「P1000-BH」が、8月下旬から7,000円/1台で発売される。

 低音を増強するバックロードホーン型のスピーカーボックス。内部配線や吸音材を組み込み済みで、付録のユニットの端子と内部配線を接続し、付属ネジでキャビネットに取り付けるだけで迫力のサウンドを楽しめるという。クロスオーバー周波数は270Hz。適合ユニットは、Stereo誌8月号付録の「P1000」のほか、「P1000K」、「FE103En」。

 材質はMDFで、外装はチェリー調仕上げ。背面には金メッキターミナルを備える。外形寸法は145×216×343mm(幅×奥行き×高さ)、内容積は1.1リットル。重量は2.9kg。

(庄司亮一)