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今週末は秋葉原で「ポタフェス」開催、AK320やJH新イヤフォンなど200ブランド以上参加

ポタフェス 2015のポスター

 200ブランド以上が参加し、イヤフォン、ヘッドフォン関連製品の試聴ができるイベント「第七回ポータブルオーディオフェスティバル2015」(通称:ポタフェス)が12月19日(土)、20日(日)の2日間、東京・秋葉原のベルサール秋葉原で開催される。入場は無料。

 大阪や名古屋、秋葉原などに店を構える、イヤフォン/ヘッドフォン専門店「e☆イヤホン」によってスタートしたイベント。主催はポタフェス運営事務局。

 昨年12月の「第六回ポタフェス」では、2日間で来場者数35,000人を突破。第七回ではさらに規模を拡大し、地下1階、1階、2階、3階の4フロアで展開。1階には過去最大の物販スペースも用意する。

注目展示

 1階に設けられたAstell&Kernブランドのブースでは、ハイレゾポータブルプレーヤーのフラッグシップモデル「AK380」(直販税込499,980円)のサウンドを、低価格で楽しめるスタンダードモデルとして12月18日に発売予定の「AK320」(直販税込249,980円)が出展。

 さらに、現時点では未発表のJH AUDIO製イヤフォンの新製品も同ブースに試聴機が用意されるという。カスタムイヤフォンではなく、ユニバーサルタイプの新製品だが、詳細は不明。beyerdynamicのヘッドフォン/イヤフォン「AK T1p」、「AK T8iE」なども聴く事ができる。

AK320

 オヤイデブースの見どころは、FiiO製ハイレゾプレーヤーのフラッグシップモデル「X7」。12月18日発売で、オープンプライス。店頭予想価格は99,900円前後。DSD 5.6MHzやPCM 384kHz/32bitなどのネイティブ再生が可能で、DACはESS製「ES9018S」を採用。

 底部のアンプモジュールが着脱でき、今後登場予定のバランス駆動用アンプなどに交換できるのが特徴。OSはAndroidで、音楽専用プレーヤーとして機能する「Pure Music」モードと、Androidアプリが使える「Androidモード」の2つを用意している。

FiiO X7

 ロジクールでは、Ultimate Earsブランドのカスタムイヤフォンの新モデル「UE Pro Reference Remastered」(税込129,800円)を出展する。19日から「e☆イヤホン」でオーダーの受付を開始。会場でオーダーすると、発売を記念した特典が付属する。レコーディングスタジオのキャピトル・スタジオと共同開発したモデルで、BAユニットを片側に3基搭載。独自の「トゥルー・トーン・ドライバー」により、周波数範囲を18kHzまで拡張している。

UE Pro Reference Remastered

 コウォンジャパンは、12月下旬に発売するハイレゾポータブルプレーヤー「PLENUE D」(直販税込29,800円)を展示予定。32GBメモリとmicroSDカードスロットを備え、2.8型のタッチパネル液晶も装備。192kHz/24bitまでのFLAC/WAV/AIFF/ALACの再生に対応し、WAVは32bitもサポート。外形寸法77.2×53.1×14.9mm(縦×横×厚さ)、重量は94gと小型軽量なのが特徴。筐体にはアルミニウムが使われており、表面はブラックヘアライン仕上げ。

ハイレゾポータブルプレーヤー「PLENUE D」

 テックウインドでは、Westoneの日本限定イヤフォン「Westone30」(オープンプライス/店頭予想価格税込49,800円前後)を出展予定。発売は12月26日だが、ポタフェスやe☆イヤホン各店舗で先行販売を行なう。

 Westoneのサウンドエンジニア、カール・カートライト氏が日本のユーザー向けにサウンドデザインした数量限定モデル。ユニバーサルタイプで、高域/中域/低域用に各1基のBAユニットを搭載する。

Westone30

 ゼンハイザーブースでは、12月16日に発売する、閉型ヘッドフォンのハイエンドモデル「HD 630VB」(実売66,000円前後)を出展。「MOMENTUM」シリーズのBluetooth/アクティブノイズキャンセリング搭載モデル「MOMENTUM Wireless」なども聴く事ができる。

 また、ダンボール造形作家・玉田多起氏が制作した「ヘッドフォンを着用した象のオブジェ」も展示。さらに、世界初のオープン型ヘッドフォン「HD 414」、HD 25初期モデルなど、同社のヘッドフォン/イヤフォンの歴史を物語る製品をドイツ本社から取り寄せ、展示もするという。

閉型ヘッドフォンのハイエンドモデル「HD 630VB」

(山崎健太郎)