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TEAC、約8万円でワイドFMも対応するハイレゾ小型コンポ。同軸SPのハイレゾ対応も

 ティアックは、ハイレゾ対応のUSB DAC機能と、CD、Bluetooth、FMラジオなどの機能をまとめ、スピーカーもセットにしたマイクロコンポ「HR-X101」を1月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は82,000円前後。スピーカー無しのモデルは存在しない。

マイクロコンポ「HR-X101」

 また、同軸2ウェイユニットを搭載したブックシェルフスピーカー「S-300HR」も1月下旬に発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格はペア62,000円前後。カラーはチェリーとブラックの2色。

マイクロコンポ「HR-X101」

 USB DAC、CD、Bluetooth、FMラジオ、アンプを一体化したメインユニットとブックシェルフスピーカーで構成するマイクロコンポ。

 USB DAC機能は192kHz/24bitまでのPCMデータに対応。再生ソフトとして、「TEAC HR Audio Player」も提供する。ジッタを抑えたアシンクロナス伝送も可能。iOS機器とのデジタル接続や、Android機器とのOTGケーブルを介した接続にも対応する。

 DACには、上位機種の「UD-501-SP」や「UD-301-SP」でも採用しているバーブラウンの「PCM1795」を採用。96kHz以下の音楽データを2倍にアップコンバートする機能も備え、USBやCD、Bluetoothなどのデジタルソースだけでなく、FMチューナや外部入力のアナログソースもデジタル変換し、96kHz/24bitに変換して処理する。

 クロックは、44.1kHz系と48kHz系それぞれに専用の水晶発振器を搭載している。

 CDプレーヤー部には、スロットインタイプのスリムドライブを採用。音楽CDに加え、MP3やWMAファイルを記録したCD-R/RWも再生できる。リピート再生、シャッフル再生、プログラム再生に加え、オートプレイにも対応する。

 Bluetoothレシーバ機能も内蔵。スマートフォンなどからワイヤレスで音楽を受信し、スピーカーから再生できる。コーデックはSBC、aptX、AACをサポートする。

 FMラジオチューナも搭載。AMラジオの番組をFMの周波数を使って放送するワイドFMの受信もサポートする。

 アンプ部には、TIのクラスDアンプ「TPA3118」を採用。最大出力は26W×2ch(4Ω)。DSP処理を行ない、セットのスピーカー「LS-101HR」を最適な状態でドライブできるという「HRラウドネス回路」も搭載。小〜中音量時における低域の不足感を解消し、ヌケの良い高域をコンパクトなスピーカーで再生できるという。

 入力端子はUSB、光デジタル、RCAのアナログ音声入力を各1系統装備。出力はサブウーファプリアウト、スピーカーターミナルを用意する。フロントパネルには大型のボリュームノブ、ソースセレクターにはローレット加工を施したアルミ削り出しパーツを使っている。

 セットのスピーカーは、70mm径のペーパーコーンウーファに、20mmのPEI(ポリエーテルイミド)バランスドーム・ツイータを組み合わせた2ウェイブックシェルフ。筐体はリアバスレフ。再生周波数帯域は65Hz〜40kHz。ハイレゾ再生に対応している。インピーダンスは4Ω。

 ツイータの前にディフューザーを備え、広い指向性を確保。ニアフィールド・リスニングにおいても自然な音場で聴くことができるとする。ウーファ部にはナチュラルな中低域再生を可能にするペーパーコーンを採用している。

 エンクロージャーには、高密度MDFをベースにチェリーウッド調の天然木の突板仕上げを施している。リアバスレフ方式で、バスレフポートは不要な風切音が発生しない滑らかな形状を採用。

 外形寸法は、メインユニットが182×221×93mm(幅×奥行き×高さ)で2.2kg。スピーカーの外形寸法は、116×167×182mm(同)で、重さは2kg。

S-300HR

 同軸2ウェイユニットを搭載したブックシェルフスピーカー。既存の「S-300NEO」をさらに進化させ、“ハイレゾ音源の理想的なニアフィールド・リスニングを自宅で実現”するために設計されたという。

S-300HRのチェリーモデル

 ツイータには、新たにチタン製ドームツイータを採用。50kHzまでの再生が可能で、高域の伸びに合わせてエンクロージャーのサイズも見直し。S-300NEOの特長である定位の良さと中域の表現力はそのままに、50Hz〜50kHzのワイドレンジ再生を実現したという。

 ウーファ部は130mm径で、S-300NEOと同様にAir Dump Center Pole Systemを採用している。クロスオーバーネットワークには、-6dB/octの特性を持つシンプルな回路を採用。磁気歪みの発生を抑える空芯コイルや、高音質フィルムコンデンサなどを採用している。

S-300HRのブラックモデル
背面

 傷やへこみが付きやすい繊細なチタン製ツイータを保護するため、プロテクタを同梱。独自デザインにより高い開口率と強度を両立したステンレス製グリルとなっている。

 高密度MDFによるエンクロージャーは、リアダクト・バスレフ方式を採用。同軸2ウェイユニットによる定位の良さを損なわずに豊かなサウンドステージを再生するため、バスレフダクトの口径や長さ、ダンパー材の配分、適切な吸音材のセッティングなど細部にわたって調整。高音質を追求したという。

 ユニットのワイドレンジ化に合わせ、S-300NEOよりも高さを20mm高くし、エンクロージャーの容積を拡大。高域と低域のバランスが最適になるようエンクロージャー自体の設計を見直したという。脚部は3点支持。スピーカーターミナルはバイワイヤリングに対応する。

 外形寸法は184×290×260mm(幅×奥行き×高さ)。重量は1台4.4kg。

(山崎健太郎)