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ギターアンプ型Bluetoothスピーカー「JC-01」は約2万円で12日発売。Roland/BOSS新製品
(2016/2/2 15:40)
ローランドは、1月21日から24日まで米国で行なわれた楽器展示会「NAMM Show」に出展したRoland/BOSSブランドの、国内向け新製品発表会を開催した。この中で、同社ギターアンプ“ジャズ・コーラス(JAZZ CHORUS)”のデザインを採用したオーディオ用Bluetoothスピーカー「JC-01」や、エレクトリック・カホン「EC-10」、ギターアンプやエフェクタといった多数の新製品を披露した。
“ギター入力を持たないジャズ・コーラス”のBluetoothスピーカーは2月12日発売
ギターアンプ「ジャズ・コーラス」は1975年に発売され、40年間にわたり定番モデルとしてプロミュージシャンなどが使用している。今回発表されたBluetoothスピーカーの「JC-01」は、アンプのJCシリーズの特徴とされる高域表現の美しさを追求しながら、小型Bluetoothスピーカーでも豊かな低音を実現としたモデル。
1月20日の発表時点では2月中旬発売としていたが、今回、2月12日発売と発表された。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2万円前後。
卓上サイズにコンパクト化したギターアンプ風デザインのBluetoothスピーカーで、「ジャズ・コーラス」を踏襲した低域、中域、高域の3バンドイコライザとツマミを備え、ギターアンプのような感覚で音の調整ができる。ステレオミニの音声入力も装備。Bluetoothとステレオミニからの音声をミックスして聴ける。なお、ギターを直接接続することはできないが、別売エフェクタなどを介してBluetooth音楽に合わせてギターを弾くことも可能だという。
Bluetooth 3.0準拠で、プロファイルはA2DP/HFPに対応。コーデックはSBC。SCMS-Tの著作権保護もサポートする。内蔵マイクとスピーカーを使ってスマートフォンでハンズフリー通話も行なえる。内蔵のリチウムイオン電池でBluetooth利用時の連続使用時間は約7時間。外形寸法は187×69×97mm(幅×奥行き×高さ)、重量は650g。
30種類の電子音をレイヤーするカホンや、ギター/ベース用ボコーダなど
ボス(BOSS)の池上嘉宏社長は、米国で24日まで行なわれたNAMM Showを振り返り、「10万人を超える人出で、初日から土日並みだったと聞く。今年のRoland/BOSSブースも盛り上がり、最終日にはスティービー・ワンダーがブースに来てエレクトリック・カホンやボコーダに興味を示していた」と説明。
このエレクトリック・カホン「EC-10」は、アコースティック楽器であるカホン(箱の上にまたがって手で叩く打楽器)の音に、電子音を重ねて演奏できるもの。出展された新製品の中でも特に注目され、NAMM Showのアワードである“Gotta Stock It!”(絶対仕入れるべき製品)を受賞したという。
様々な音楽ジャンルに合うという30種類の電子レイヤー音を内蔵し、前面のスピーカーから音を出せる。中央のHead部分と、上面に近いEdge部で、叩いた時に別の電子音を出すことが可能。外部PAシステムやアンプなどを使って出力することで低音の増強なども行なえる。ACアダプタまたは単3電池6本で駆動し、電池利用時は最大12時間動作する。
このほかにも、Bluetooth LEでのワイヤレスMIDI送受信に対応したコントローラにコンパクトなキーボードを組み合わせた「A-01K」や、ギター/ベース演奏で人が歌っているようなサウンドを出せるBOSSのボコーダ「VO-1」、1982年の登場から再び注目されているというビブラートエフェクタを現代向けに機能強化した「VB-2W」などを用意。アーティストによる演奏デモで性能をアピールしていた。
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