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パナソニック、ローパスレスで4K/30p、モノクロも綺麗なミラーレス「GX7MK2」

 パナソニックは、ローパスフィルターレスの1,600万画素MOSセンサーや、新ヴィーナスエンジンなどを搭載、4K/30p動画の撮影もできるミラーレスのデジタルカメラ「LUMIX DMC-GX7MK2」を5月18日に発売する。価格はオープンプライスで、ボディのみの店頭予想価格は9万円前後。カラーはブラックとシルバーを用意する。

「LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.」を装着した「LUMIX DMC-GX7MK2」シルバーモデル

 レンズキットも用意。「LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.」が付属する「DMC-GX7MK2L」(店頭予想価格13万円前後)と、「LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.」が付属する「DMC-GX7MK2K」(同10万円前後)をラインナップする。

「LEICA DG SUMMILUX 15mm / F1.7 ASPH.」を装着した「LUMIX DMC-GX7MK2」ブラックモデル

 マイクロフォーサーズマウントのデジタル一眼カメラ。センサーは有効1,600万画素のLive MOSで、光学ローパスフィルターを搭載していないのが特徴。よりダイレクトにセンサーが光を感知し、映像の高解像化を実現したという。

 ローパスフィルターレスのセンサーでは、モアレや偽色が問題となるが、それらを低減処理で効果的に抑えられるという映像処理回路「新ヴィーナスエンジン」を搭載。「マルチプロセスNR」により、解像感・質感を維持しながらノイズを低減できるという。色補正精度も向上させ、「微妙なグラデーションのニュアンスまで忠実に再現」するとしている。

 階調豊かなモノクロ写真を撮影する「L.モノクローム」機能も搭載。フィルムカメラで撮影したような印象的なモノクロ写真が撮影できるという。

「LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.」を装着したところ

 3,840×2,160ドットの4K/30pで動画撮影も可能。MP4で、ビットレートは最大約100Mbps。AVCHDでの1080/60p撮影も可能。パン/ズームイン/ズームアウトの処理を加えた動画を残せる「4Kライブクロップ」機能も備えている。

 「4Kフォト」にも対応しており、スポーツ撮影などで動画として撮影しておき、ベストなタイミングを静止画として残す「4K連写」、「4K連写(S/S)」「4Kプリ連写」機能が利用可能。写真を選ぶ際は、タッチ操作による「スライドフォトセレクト」が利用できる。

 撮影後に好きなフォーカスポイントの写真を選べる「フォーカスセレクト」も利用可能。

 手ぶれ補正は、回転方向のブレも抑える新開発の5軸ボディ内手ブレ補正を搭載。レンズ側の2軸レンズ内手ブレ補正を組み合わせた「Dual I.S.」を実現している。この手ぶれ補機能は4Kフォトや動画撮影時にも利用可能。

 高速・高精度な空間認識技術「DFDテクノロジー」を使った空間認識AFや、チャージユニットレスによる小型・静音の新シャッターも装備。無線LAN機能も備えており、パスワード無しでスマートフォンとワイヤレスで接続できる。

 外形寸法は122×43.9×70.6mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約383g。バッテリとメモリーカードを含めると約426g。SDカードスロットを備えている。

(山崎健太郎)