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NetflixのHDRは「シドニアの騎士」など“何百時間”。LG/ソニー新機種を推奨TV認定

 Netflixは13日、今年度末までにHDR対応プレミアム映画/テレビコンテンツを用意する事や、その中に日本のアニメ「シドニアの騎士」が含まれている事を発表。同作はNetflixのHDRで観られる最初のアニメになるという。さらに、Netflixが快適に楽しめる認証プログラム「Netflix Recommended TV(Netflix推奨テレビ)」として、2016年春に日本で発売されるLGとソニーのテレビ新モデルを認定した。

Netflixアジア日本法人社長のグレッグ・ピーターズ氏

日本発のHDRタイトルは「シドニアの騎士」

 LGエレクトロニクス・ジャパンの新有機ELテレビ「OLED E6P」シリーズなど3シリーズの発表会に、Netflixアジア日本法人社長のグレッグ・ピーターズ氏が登壇。会見で、「今年、コンテンツに60億ドル以上の投資をする。その投資の一部は最高なビデオのクオリティをサポートするもの」として、4KやHDRの拡充をアピールした。

 特に今後注力するHDRについては、「4Kと同じように豊富なHDRコンテンツライブラリの構築を目指す。今年度末までに何百時間にも及ぶHDR対応プレミアム映画/テレビコンテンツを用意し、HDRタイトルには日本発のものも含まれる」として、アニメ「シドニアの騎士」が、NetflixのHDRで観られる最初のアニメ作品としてストリーミング配信されることを明らかにした。

 LGの有機ELテレビや発表会の詳細は別記事でレポートする。

Netflixが快適に楽しめるテレビとして、LGとソニーの新製品を認定

 Netfliが快適に楽しめるテレビとして、2016年春に日本で発売されるLGとソニーのテレビが認定された。対象機種は、LGエレクトロニクスが有機ELテレビのOLED C6P/E6Pシリーズ、4K液晶テレビのUH 8500/7500/6500シリーズ。ソニーが4K液晶のX8500D/X9300D/X9350Dシリーズ。

LGの有機ELテレビ、最上位となるE6Pシリーズ
ソニーの4K液晶、左が「X9350D」、右が「X9300D」

 Netflixをより快適に利用するため、スマートテレビに必要な基準を設定した評価プログラム。Netflixメンバーの意見をもとに審査基準が設けられ、2015年に米国で開始。2016年は新たな審査基準を設定し、全世界190カ国に展開する。基準を満たしたスマートテレビには「Netflix Recommended TV」ロゴが付与され、快適にNetflixを視聴できるデバイスを選択しやすくなるという。

 審査基準は以下の7項目で、5項目以上を満たす事で「Netflix Recommended TV」として認定される。

  • テレビが瞬時に起動し、すぐにアプリへアクセスできる「テレビインスタント起動機能」
  • 電源を切る直前の状態を記憶し、次に電源を入れた際、電源を切る直前の状態から再開できる「テレビレジューム機能」
  • Netflix最新バージョンが搭載され、最新機能を利用できる
  • テレビの電源を入れたあと、すぐにNetflixを開始できる迅速なアプリ起動
  • 他のアプリやチャンネルからNetflixへ移動した際、瞬時に動画を再生できる迅速なアプリレジューム機能
  • テレビの電源を入れてから、1回のボタン操作でNetflixを開始できる、Netflixボタン
  • 操作画面で、Netflixアイコンが見つけやすくかつ簡単にアクセスできる
「Netflix Recommended TV」ロゴ

(山崎健太郎)