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旭化成、ポータブルオーディオ用のプレミアムDAC「AK4490EN」

 旭化成エレクトロニクスは19日、ポータブルオーディオ対応の32bitプレミアムオーディオDAC「AK4490EN」と専用のクロックジェネレーター「AK8157A」を販売開始した

AK4490EN

 AK4490ENは、'14年に発売し、多くのオーディオ機器に採用されているDAC「VERITA AK4490EQ」の高音質を引き継ぎながら、パッケージの小型化や、1.8Vインターフェイス対応により、ポータブル機器に最適化したDAC。

 最大786kHzのPCM入力と、11.2MHzのDSDデータ入力をサポートし、VERITAシリーズ初のQFNパッケージで6×6mmと小型化(AK4490EQは9×9mm)。S/Nは120dB(Mono mode 123dB)、THD+Nは-112dB、サウンドカラーは5種類の32bit 8倍デジタルフィルターを利用できる。

 3.3Vだけでなく、1.8Vにも対応し、ポータブル機器での利用が可能。消費電力は100mW。動作範囲は-40~85度。

 AK8175Aは、AK4490EN専用のクロックジェネレーターで、外部入力周波数は9.6MHz、出力周波数は3種類を選択できる。DACが必要とする低位相ノイズのMCLK/BCLK/LRCKを生成し、AK4490ENの持つ低歪特性のパフォーマンスを引き出すという。

AK8175A

(臼田勤哉)