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東芝、大画面8K REGZAを開発。レグザエンジンHDR PRO×4で8K対応

 東芝ライフスタイルは19日のREGZA Z700X/M500Xシリーズ発表会において、100型に迫る8K解像度の液晶テレビ「REGZA」を展示した。今後の市場状況を見て製品化を検討するという。

8K REGZA。画面サイズや輝度などのスペックは非公開
画面を接写

 画面サイズや輝度、液晶パネルメーカー、パネル方式などの情報は非公開だが、100型にやや満たない程度で、視野角が広いためIPSパネルと推察される。今回のデモでは、市販のREGZA Z20X/Z700Xで搭載している「4KレグザエンジンHDR PRO」を4基利用して実現したもので、映像はNHKが提供。8Kプレーヤーを使って4本のHDMIケーブルで8K信号を入力していた。

 輝度は1,000nitには届かないようだが、100型に迫る大画面ということもあり、プロジェクタでは出せない明るさが印象的。デモ用の映像エンジンは「レグザエンジンHDR PRO tuned for 8K」と命名されており、レグザエンジンHDR PROの拡張性と、10周年を迎えたREGZAの次の展開をアピールするための展示のため、具体的な製品化時期は未定とのこと。

パネルはIPSと思われる

 今回のデモでは、4つの映像エンジンで4分割した画面領域を均一に処理し、最小限の高画質化処理のみを行なっている。レグザエンジンHDR PROをもう一基追加すれば、画面全体の映像を見ながら、4基を連動させた映像処理を行なえるなど、まだまだ高画質化の余地は多く残されているそうだが、技術的には既存の技術で十分に8Kに対応できる点を訴求していた。

レグザエンジン HDR PRO tuned for 8K

(臼田勤哉)