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'18年のBS/110度CS左旋4K/8K放送に向け、スカパーとB-SATが総務省に免許申請

 総務省は、'18年以降に開始するBS/110度CS衛星を用いた4K/8K実用放送に向けて、基幹放送局の免許申請を受け付け、スカパーJSATと放送衛星システム(B-SAT)の2社から申請があったことを17日に発表した。

 総務省では、衛星基幹放送による超高精細度テレビジョン放送の実用放送の実施に向けた整備を進めており、ロードマップでは'17年に110度CS左旋を用いて4K試験放送を開始、'18年には、BS右旋と110度CS左旋において4K実用放送を、BS左旋において4K/8K実用放送を開始する計画。総務省は、基幹放送局の免許申請を4月13日~5月13日まで受け付けており、上記2社から申請があった。

 スカパーJSATは、'18年以降にBS左旋での4K/8K実用放送を開始。放送衛星業務用の周波数以外の周波数(11.7GHz~12.2GHz以外の衛星基幹放送に使用される周波数)のうち、チャンネル番号ND9、ND11、ND19、ND21、ND23を使用して衛星基幹放送(超高精細度テレビジョン放送に限る)を行なう。これに先駆けて、'17年以降には110度CS左旋で試験放送を開始する。

 また、NHKやBS民放6社が出資するB-SATは、'18年以降に11.7GHz~12.2GHzの周波数を使用して、衛星基幹放送で超高精細度テレビジョン放送を行なう。

(中林暁)