エソテリック、米VPIのアナログ・ターンテーブル

-創業30周年記念。8.8kgアルミ製プラッタ搭載


ブラックオークモデル

6月上旬発売

標準価格:42万円

  エソテリック株式会社は、米VPI Industriesのアナログ・ターンテーブル「VPI Classic Turntable」を6月上旬に発売する。価格は42万円。トーンアーム「JMW-10.5i SE」(10インチ)が付属。カートリッジは別売。キャビネット仕上げはウォルナット(W)、ブラックオーク(B)を用意する。

ウォルナットモデル
 アナログ・オーディオとカーレースに情熱を傾ける技術者ハリー・ワイスフェルドが'78年に創業したVPI。その創業30周年を記念したモデル。同社のターンテーブルには、剛性と制振性を兼ね備えた異種素材を組み合わせたハイマス/高剛性リジッド構造キャビネット、ユニ・ピボット構造のトーンアーム、重量級プラッタ、安定した回転のフォノモーターなど、一貫した基本設計思想が貫かれている。

 記念モデルでは、MDF素材を使った厚さ約63mmのヘビー・コンパウンド・キャビネットを採用。シリコン素材を挟んだ肉厚スチールプレートをキャビネット上部に装着しており、異種素材積層構造とすることで、制振性を高め、素材固有の共振を分散させている。

 最上位モデル「VPI HR-X」の思想を踏襲したインシュレータは4点支持で、個別に高さ調節が可能。内部損失の高いデルリン樹脂製ハウジングにラバーサスペンションシステムを採用している。インシュレータ底面は高硬度ステンレススチール・ボールベアリングで3点支持としている。

 独自開発の「JMW-10.5i SE」トーンアームには、ユニ・ピボット・ベアリングを採用。鋭利なスパイクによる1点支持とすることで、ベアリングの摩擦を極限まで低減し、アームの感度を高めたという。

 また、ヘッドシェル部の接点を持たず、カートリッジ接続部からトーンアームケーブル接続部まで継ぎ目のない内部配線を採用し、ピュアな信号経路を実現。線材には独自の高純度シルバーコーティング銅線材を使用している。また、別売のアームチューブ(231,000円)にカートリッジをセットし、針圧やラテラルバランスをあらかじめ調整した状態で用意することで、アームアッセンブリーごと交換することも可能。

 プラッタは新開発のアルミ製。厚さ45mm、重さが8.8kgあり、フライホイール効果で安定した回転精度を実現。内部でステンレスと組み合わせる異種素材構造で振動を分散させ、固有の共振を排除。レコード盤の反りを矯正して吸着性を高めるねじ込み式のレコードクランパーも装備している。

 プラッタはベルトドライブ。内部の軸受け部に真鍮製カップに薄く加工したテフロンディスクを採用。スピンドルシャフトには焼入鋼に高硬度スチールボールベアリングを用意。ふらつきを抑え、ノイズの少ない滑らかな回転を実現するという。フォノモーターは12極600RPMのACシンクロナス・モーター。33回転、45回転に対応(ベルト架け替え式)。プーリーは回転スピードの微調整に対応。地域の電源周波数に合わせて2種類(50/60Hz)を付属する。

 消費電力は4W。外形寸法は525×400×250mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約23.8kg。別売で専用ダストカバー(73,500円)、ステンレス製外周スタビライザー/フライホイール(157,500円)、ステンレス製レコードスタビライザー(37,800円)なども用意する。


(2009年 6月 8日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]