パイオニア、ホンダへの第三者割当を延期

-新しい財務パートナーと交渉中のため


6月19日発表


 パイオニア株式会社は19日、6月中に予定していた本田技研工業株式会社を割当先とする第三者割当による新株式発行を延期すると発表した。

 パイオニアは、4月28日の中期経営計画発表において、ホンダからの25億円規模の出資を発表。6月末をめどに第三者割当による新株式発行を行なうとしていた。なお、延期はするものの新株式引き受けを行なうというホンダ側の意向は変わっていないという。

 パイオニアでは構造改革費用や転換社債の償還などのため、400億円規模の資金調達を予定しており、新たな財務パートナーシップについて検討中。そのため、ホンダ以外のスポンサー候補との交渉の進捗などを踏まえ、新株発行を延期することとなったとする。

 今後、スポンサー候補との間で、財務パートナーシップに関する最終合意に至るまでに、新株発行時期について確定する予定。進捗状況については9月までに告知するとしている。


(2009年 6月 19日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]