シャープ、“ベストバランスTV”「AQUOS DS6」に42型

-実売30万円。高画質マスターエンジン搭載


7月発売

標準価格:オープンプライス


 シャープ株式会社は、“高画質マスターエンジン”を搭載した液晶テレビ「AQUOS DS6シリーズ」に42型の「LC-42DS6」を追加し、7月より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は30万円前後の見込み。

 AQUOS DS6シリーズは、6月上旬より32/40/46/52型の4サイズを展開し、高画質やネットワークなどの付加機能をミドルレンジの価格帯にまとめた“ベストバランスTV”とアピールしていた。そのDS6シリーズに、今回42型を追加。ボディカラーはブラック(-B)とホワイト(-W)の2色を用意している。

 1,920×1,080ドットのフルHDパネルを採用。新開発の「高画質マスターエンジン」など、第6世代のプラットフォームを採用し、高画質化やネットワーク対応を強化した点が特徴となっている。

 残像低減を図る「Wクリア倍速」は、24/60コマの映像に対して、適切な補間フレームを生成し、120コマ表示して残像を低減するほか、撮影時のカメラのパン(左右に動く)した際に生じるボケを検出して補正。より滑らかな映像再現を可能とした。

 また、シーンに応じてノイズを高精度に低減し、コントラストや色を調整する「アクティブコンディショナー」も搭載している。バックライト制御技術との組み合わせで、テレビコントラスト15,000:1を実現している。暗室コントラストは2,000:1、明室コントラストは900:1。視野角は上下/左右176度。

 スピーカーはアンダースピーカータイプで、6.5cm径のフルレンジユニットを2基内蔵。アンプはフルデジタル1ビットアンプを採用。最大出力は10W×2ch。また、テレビ番組からCMに切り替わる際などの急激な音量変化を自動的に抑える「オートボリューム」も搭載している。

 チューナは地上/BS/110度CSデジタルと、地上アナログを各1系統装備。入力端子はHDMI×3、D5×2、S2映像×1、コンポジット×3、アナログRGB(D-Sub15ピン)×1などを装備。Ethernetや、モジュラージャック、モニター出力端子、ヘッドフォン出力端子、光デジタル音声出力端子などを装備する。

 ネットワーク機能も強化。「アクトビラ ビデオ・フル」に対応するほか、「ひかりTV」も別途対応チューナを用意することなく、契約するだけで利用できる。また、「AQUOS.jp」や「Yahoo! JAPAN for AQUOS」、さらに「Yahoo! JAPAN for AQUOS動画チャンネル」の視聴も可能となっている。

 消費電力は224W(待機時0.1W)。年間消費電力量は176kW/h年で、省エネ性能星5つを獲得。エコポイント対象製品となっている。外形寸法は101.6×29.3×71.4cm(幅×奥行き×高さ)、重量は21kg。


(2009年 6月 29日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]