NHKオンデマンドの6月時点における会員数は101,262人

　日本放送協会(NHK)は9日、有料VODサービス「NHKオンデマンド」の平成21年度登録会員数を発表した。PC向けサービスの6月時点の会員登録数は101,262人。5月時点でのPCとテレビを合わせた総計では、「見逃し月額見放題パック」が4,968本の購入実績、「単品+セット」が27,735本の購入実績となっている。

　また、NHKオンデマンドの新サービスとして、「大相撲 幕内の全取組」の配信や、番組購入の際の決済方法に「NET CASH」を追加したことも同日に発表した。

■ 6月に特選ライブラリーで多く見られたのは「ハゲタカ」

　6月における見逃し番組の配信数は600本で、PC系ビデオビュー数が168,773回。よく見られた番組は1位と2位が大河ドラマ「天地人」(第22回/25回)、3位がNスペ「マネー資本主義」(第3回)となっている。

　特選ライブラリーの配信数は1,956本、PC系ビデオビュー数が90,116回。よく見られている番組は1位から6位まで土曜ドラマ「ハゲタカ」が占めている。ニュース番組の配信数は138回。

■ 「大相撲 幕内の全取組」を配信

　NHKオンデマンドは「大相撲 幕内の全取組」を今月から開催される大相撲名古屋場所より見逃し番組サービスで配信する。配信期間は名古屋場所放送翌日の夕方から10日間で、価格は1回あたり210円(24時間)。月額1,470円の見逃し見放題パックに加入の場合は、パック対象番組として視聴可能。

　「大相撲 幕内の全取組」は大相撲各場所開催期間中、幕内の全取組を当日の深夜に放送している番組で、名古屋場所は7月12日～26日の深夜 NHK総合/BS hiで放送する。

■ 決済方法にNET CASHを追加

　またNHKオンデマンドの新たなサービスとして、番組購入の際の決済方法にNTTカードソリューションが運営する電子マネー「NET CASH」を追加すると発表。17日より利用できる。今まではクレジットカードまたはYahoo!ウォレットでの決済だったが、新たに今回NET CASHを導入し、「視聴者のより一層の利便性向上を目指す」としている。

　NET CASH購入時に発行されたID(16桁の数字とアルファベットで構成)をNHKオンデマンドの決済画面に入力することで、コンテンツを購入することができる。

　NET CASHはプリペイド式の電子マネーで、音楽配信やオンラインショッピングなど約1,000サイトで利用されている。セブン-イレブンやローソンなどのコンビニエンスストア店舗のマルチメディア端末や店頭で購入可能。金額の種類は1,600円、2,000円、3,000円、5,000円、10,000円を用意する。