【IFA2009】パナソニック、3Dを中心にVIERAなども訴求

-新プロジェクタや欧州向けBDレコーダも


アバターを大きく使った3D体験ブース

アバターに登場する二足歩行ロボットを展示

 パナソニックは、プレスイベントでの3D本格展開を発表。会場ブースでも3Dシアターにおいて、「アバター」を3D上映しており、多くの人が列をなしているなど、3Dが中心となっている。

 3D以外でも、会場ではいくつかの参考展示も行なわれているほか、IFAに合わせて発表された新製品もある。


 


■ VIERAラインナップやLED、ネット対応などを紹介

4K/150型プラズマや8.8mmプラズマなどをアピール

 超薄型のプラズマ「Zシリーズ」や、高画質モデル「Vシリーズ」のほか、4K/150型のPDPや薄型モデルなどCESなどでも展示していた各種プラズマディスプレイを展示している。

 液晶においても、LEDバックライトを使ったIPSαパネルのデモを実施し、動画解像力1,000本以上という動画再生能力や、LED部分駆動による100万:1という高コントラストをアピール。通常の液晶との比較デモも行なわれている。ただし、製品の発売予定については未定とのこと。


IPSαパネルのLED対応をアピール技術解説VIERAラインナップを一堂に展示

 また、ネットワークサービスの「VIERA Cast」も拡張。ARDなどのテレビ放送局のビデオ配信などやPicasaなどのサービスに加え、新たにtwitter対応などが図られる。

VIERA Castのトップページビデオやニュース配信などに対応twitterにも対応

 


■ 新プロジェクタ「AE4000」も発表

PT-AE4000

 液晶プロジェクタの「PT-AE4000」も発表された。10月より発売され、価格は2,699ユーロ。1,920×1,080ドットのフルHD液晶プロジェクタで、コントラスト比は8万:1、輝度は1,600ルーメン。倍速駆動に対応し、高い動画応答性能を有している。

 新モデルの特徴は、日本で2008年に発売されているTH-AE3000でも搭載していたズーム/フォーカス調整位置を記憶し、リモコンで呼び出すことができる「レンズメモリー」機能を強化したこと。アスペクト切替時に、ズーム/フォーカスを再操作することなく、16:9用、シネマスコープ用などの設定を呼び出せるほか、新しい信号検出方式の採用により、16:9やシネマスコープを自動的に切り換えることもできるようになった。HDMI入力も3系統に増えている。


前面背面。HDMIを3系統装備する

 


■ DIGAも欧州市場で本格展開。GF1のハンズオンも

 Blu-ray Discレコーダ「DIGA」の新モデルを欧州市場に投入することも発表。500GB HDDを搭載した「DMR-BS850」と、250GB HDDの「DMR-BS750」をラインナップ。いずれも2基の衛星デジタルチューナを搭載する。

 MPEG-4 AVC/H.264を使った長時間録画や、PHLのクロマプロセッサ技術による高画質化など多くの機能は日本市場で発売されているブルーレイDIGAと共通。VIERA Castによるビデオ配信やYouTube再生、Picasa対応などの機能も装備する。

DMR-BS850DMR-BS750

 また、マイクロフォーサーズに準拠したデジタル一眼カメラ「DMC-GF1」を実際に触れることができるデモコーナーも用意。発表したばかりの新製品とあり、多くの来場者が足を止めていた。

DMC-GF1とパンケーキレンズの組み合わせさまざまなレンズの組み合わせで展示カットモデルも用意

(2009年 9月 6日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]