日立、16Wスピーカー内蔵の液晶データプロジェクタ
-4,000ルーメンの「CP-X4020J」など4モデル
日立コンシューマエレクトロニクス株式会社は、教育/ビジネス向けの液晶データプロジェクタ4モデルを12月21日より発売する。主な用途や価格は下表の通り。
型番 | 主な用途 | 輝度 | 価格 |
CP-X4020J | ホール/大会議室向け | 4,000ルーメン | 598,500円 |
CP-X3010J | 教室/中・小会議室向け | 3,000 ルーメン | 207,900円 |
CP-X2510J | 2,600ルーメン | 165,900円 | |
CP-RX80J | 2,200ルーメン | 個別見積り |
4モデルとも、0.63型/解像度1,024×768ドットの液晶パネルを搭載するデータプロジェクタ。「CP-X4020J」はホールや大会議室向けの高輝度モデルで、その他の3モデルは教室や中/小会議室向けモデル。「CP-RX80J」は、基本機能のみに絞ったエントリーモデルと位置付けられている。
上位モデルのCP-X4020Jは260Wランプを搭載し、輝度は4,000ルーメン。CP-X3010J/X2510J/RX80Jはいずれも210Wランプで、それぞれ3,000ルーメン、2,600ルーメン、2,200ルーメンとなっている。
RX80Jを除く3モデルは、16Wのモノラルスピーカーを内蔵することが特徴。「英語の教材や音声付きプレゼンテーションなどにも十分な音量」としている。アイリスも搭載し、コントラスト比は2,000:1。RX80Jの内蔵スピーカーは1Wのモノラル。
4モデル共通の機能として、罫線の投写で黒板などへの書き込みを容易にする独自の「テンプレート機能」や、従来機種にも搭載されていた「クイックスタート」、主電源スイッチで直接ON/OFFできる「ダイレクトパワーON/OFF」も搭載。7種類の映像モードや、パスワードロック機能も利用できる。台形歪み補正機能は、RX80Jのみ手動で、他の3モデルは自動。
CP-X3010J | CP-X2510J | CP-RX80J。右は付属リモコン |
光学ズームは1.2倍で、ズーム/フォーカスは手動。入力端子は、CP-X4020J/X3010J/X2510Jがコンポーネント(RCA)とS映像、コンポジットを各1系統と、アナログRGB(D-Sub 15ピン)2系統、アナログ音声3系統(RCA×1、ステレオミニ×2)を装備。CP-RX80Jはコンポーネント/アナログRGB兼用のD-Sub 15ピンと、S映像/コンポジットが各1系統、アナログ音声(ステレオミニ)1系統。4モデルともRS-232C端子を装備。CP-X3010J/X2510Jの2モデルはUSB端子も備える。
上位3モデルは「ハイブリッドフィルター」を採用し、フィルタの清掃間隔を従来モデルから延長。CP-X4020Jは従来の400時間から4,000時間に、CP-X3010J/X2510Jは400時間から5,000時間に延ばし、メンテナンスの手間を軽減している。
消費電力は、CP-X4020が390W、他の3モデルは共通で320W。外形寸法は、CP-X4020Jが400×318×98mm(幅×奥行き×高さ)、他3モデルは317×288×98mm(同)。重量はCP-X4020Jが4.2kg、CP-X3010J/X2510Jが3.6kg、RX80Jは3.2kg。いずれもリモコンが付属する。
(2009年 11月 4日)
[AV Watch編集部 中林暁]