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Volumio、USB-C入力やFemtoクロック搭載のストリーマー上位機「Primo Plus」

Volumio Primo Plus

トップウイングは、Volumioのネットワークプレーヤー「Volumio Primo Plus」を2026年1月29日に発売する。価格は198,000円。

Volumio初のハードウェア製品であるネットワークプレーヤー「Primo」が進化を重ね、その上位機種として新たに登場するのがPrimo Plus。なお、PrimoとPrimo Plusは併売される。

Volumio Primo Plus

Primo Plusの特徴は、LAN、USB、同軸/光デジタル入力を搭載していること。DACはESSの「ES9039Q2M」を2基用いたデュアルDAC構成。さらに、Femtoクロックや、アナログ/デジタル独立電源、Volumio OSのカスタムバージョンを搭載する。

使用イメージ

LAN入力だけでなく、USB-C入力や同軸/光デジタル入力を備える事で、様々な機器との連携が可能。フロントパネルに、ディスプレイとマルチファンクションノブを2つ備え、機器の状態が一目で確認でき、直感的な操作が行なえる。リモコンも付属する。

ライン出力はXLR/RCAを備え、本体でデジタルボリュームによる音量調整も可能。ボリューム機能をバイパスして純粋なDACとして使うことや、パワーアンプやパワードスピーカーと直結することも可能。

背面

ESS ES9039Q2Mを2基用いたデュアルDAC構成には、Precisoで培ったDAC回路技術を投入。基板上で電源ラインからグラウンドパターンまで完全に鏡像配置したハイパーシンメトリカル回路になっており、チャンネル間クロストークを理論値まで抑え込むという。

Precisoのファームウェアアップデートで好評を得たNOSモードを含む9つのデジタルフィルター切替機能も備えている。

Volumio製品の新機軸として、超低位相ノイズのFemtoクロックを搭載。オーディオ帯域で重要なクロックの位相ノイズに着目し、よりクリアで音源そのままの音質を引き出すという。

Precisoで定評を得た電源フィルターについても強化。電源をアナログ系・デジタル系で完全に分離し、各セクションに超低ノイズ・リニアレギュレータを個別配置。グラウンドも物理的に分割することで、デジタルスイッチングの影響がアナログに侵入する経路を遮断している。

Volumio OSのカスタムバージョン搭載。その他のVolumio製品と同様にVolumio Premiumの全機能が追加料金なしで利用可能。DLNA/OpenHome, Roon Ready対応に加え、TIDAL(日本未サービス)、Qobuz、Spotifyなどの主要ストリーミングサービスに対応。AIによるプレイリスト作成機能「Supersearch」や、ノンストップで再生を続ける機能「インフィニティプレイ」も利用可能。

さらに、USB-CDドライブを接続すれば、CD再生およびリッピングも可能。

Bluetooth対応で、SBCに対応。無線LANも内蔵する。最大対応フォーマットは、PCM768kHz、DSD512まで。外形寸法は270×150×50mm。重量は2.5kg。

Primo Plus/Preciso用リモコン「Remoto」も発売

Primo Plus/Preciso用リモコン「Remoto」

Primo Plus/Preciso用リモコン「Remoto」が1月8日に発売される。なお、前述の通り、Primo Plusには製品出荷時に付属する。Precisoには製品出荷時に付属せず、別売となる。価格は7,700円。

削り出しアルミ筐体にシルバーアルマイト仕上げを施した、高級感のある外観・手触りが特徴。音量調整・入力切替・再生操作・DACフィルター変更といった主要操作を、リモコンで行なえる。