「コードギアス」のイベント「キセキの誕生日」がBD/DVD/UMD化

　アニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」のイベントとして、2009年12月5日に東京国際フォーラムで開催された、「コードギアス 反逆のルルーシュ キセキの誕生日(バースデー)」の模様を収めたBlu-rayとDVD、UMDビデオが4月23日に発売される。価格はBD版が7,140円、DVD版が6,090円、UMD版が2,940円。販売元はBDとUMDがバンダイビジュアル、DVDがムービック。

　「キセキの誕生日」は、出演声優陣が多数参加したイベントで、新作書き下ろしピクチャードラマを、声優陣がステージ上で生アフレコで披露。学園祭を前日に控えた学園がテロリストに占拠され、ルルーシュやスザク、生徒会メンバーらが立ち向かうという内容で、観客も巻き込んで、テロリストと戦うといった場面も含まれている。さらに、テレビシリーズには登場しなかった新キャラクターも見どころとなっている。

　また、黒岩ひとみ(Hitomi)のライヴも行なわれ、彼女の歌をストーリーテラー的に活用し、作品の名シーンを再現するステージも展開。

　さらに、作品にまつわる事前アンケートの回答をもとにした、声優陣によるトークショーも実施。イベントの最後には、新プロジェクト(詳細は公式ページでも紹介)も発表された。

　BD/DVD/UMDにはこれらステージの模様を収録。さらにBD/DVDには特典映像として、ステージで上映されたピクチャードラマを別途収録したものと、7人のキャストが13時開演の回終了後に収録したコメントムービー、新コードギアス・プロジェクトの最新映像も収録。8ページのブックレットも付属するほか、パッケージイラストは木村貴宏描き下ろしとなる。UMDの特典は新プロジェクトの最新映像のみ。

　出演者は福山潤、櫻井孝宏、ゆかな、小清水亜美、杉山紀彰、水島大宙、成田剣。ピクチャードラマ録音パートの出演は名塚佳織、折笠富美子、大原さやか、千葉紗子。

■ コードギアス 反逆のルルーシュとは

　「コードギアス 反逆のルルーシュ」は、サンライズとMBSが制作したロボットアニメで、'06年10月から放送された。企画に「機動戦士ガンダムSEED」や「鋼の錬金術師」を手掛けた竹田菁滋が参加。監督は「プラネテス」の谷口悟朗。キャラクターデザインをCLAMPと木村貴宏が手掛けるなど、豪華なスタッフが集結。

　先の読めないスリリングなストーリーと、ルルーシュに代表される魅力的なキャラクターが多数登場することで、男女を問わず多くのアニメファンから支持された。第1期は'07年3月まで放送され、その後1年の制作期間を経て、続編「コードギアス 反逆のルルーシュ R2」も放送された。

　「キセキの誕生日」は、テレビシリーズ放送終了から1年3カ月を経て開始されたイベントとなるが、チケットは即完売し、約3,000人のファンが参加。同作の人気の高さを象徴するイベントとなった。

　舞台は、ブリタニア帝国との戦争に敗れ、占領された架空の日本。日本という名は奪われ、領土は「エリア11」、そこに暮らす日本人は「イレヴン」と呼ばれていた。主人公の少年・ルルーシュはブリタニア人でありながら、生い立ちが原因でブリタニア帝国に恨みを抱いている。

　頭脳明晰な彼は、ある日、謎の少女から「ギアス」と呼ばれる力を与えられる。それは、相手の目を見ることで、他人の行動を強制できる不思議な力だった。かくしてルルーシュは、仮面で素顔を隠して「ゼロ」と名乗り、その頭脳とギアスを武器に、巨大な帝国への反逆を開始する……。