ラステーム、USB/デジタル入力搭載ヘッドフォンアンプ

-アナログ/デジタル分離を徹底した「RDH20」


1月22日発売

標準価格:99,750円


 ラステーム・システムズは、ハイエンドヘッドフォンアンプ「RDH20」を1月22日に発売する。価格は99,750円。

 デジタル入力のみを備えたヘッドフォンアンプ。デジタル回路とアナログ回路を完全分離することで、入力側のノイズを完全に遮断している。

 デジタル音声入力は、光デジタルと同軸デジタルに加え、USBも装備。USBはWindows XP/Vista/7やMac OS X 10.4以降の標準USBオーディオドライバで動作可能で、Windows Vistaと7においては、24bit/96kHzにも対応する。

背面

 32bit/192kHzのDACを2基内蔵し、全てのデジタル音声入力を内部で32bit/192kHzにオーバーサンプリング処理。アナログ部後段までディファレンシャル駆動し、電源などからのコモンノイズを徹底的に排除している。オペアンプも高精度/低雑音タイプのものを実装。専用のヘッドフォンアンプICを搭載することで、高いS/Nと低歪率を実現したという。

 ヘッドフォン出力はステレオ標準ジャックで、2系統装備。定格出力は1,200mW×2ch(16Ω)/600mW×2ch(32Ω)/100mW×2ch(300Ω)/50mW×2ch(600Ω)。周波数特性は10Hz~20kHz、S/Nは123dB、ダイナミックレンジは123dB。対応インピーダンスは16~600Ω。

 電源部もデジタル部とアナログ部を完全独立したトロイダルトランス電源を採用。電源ラインには日本ケミコン製の導電性高分子アルミ個体電解コンデンサやニチコンのアルミ電解コンデンサなどを採用し、高安定化を図っている。

 前面には入力サンプリングレートやボリューム値などが確認できる液晶ディスプレイを装備。入力切替用のジョグダイアルや、ボリュームも備えている。消費電力は25W。外形寸法は270×227×60mm(幅×奥行×高さ)、重量は約3kg


(2010年 1月 21日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]