パナソニック、AVCHD Lite撮影対応の「GF1」に新色

-パンケーキ付き「DMC-GF1C」にシルバー/ピンクを追加


「ブレードシルバー」(左)と「フェアリーピンク」(右)

3月12日発売

標準価格:オープンプライス


 パナソニック株式会社は、AVCHD Liteの720p動画が撮影できるデジタル一眼カメラのレンズキット「LUMIX DMC-GF1C」の新色として、「ブレードシルバー」(S)と「フェアリーピンク」(P)の2モデルを3月12日に発売する。

 パンケーキ型レンズの「LUMIX G 20mm F1.7 ASPH.」(52,500円)が付属し、価格はオープンプライス。DMC-GF1Cの実売価格は7万8,900円前後。

ブレードシルバー

フェアリーピンク

 マイクロフォーサーズ規格に準拠したレンズ交換式デジタルカメラ。ミラーレス構造で、外形寸法は119×36.3×71mm(幅×奥行き×高さ)、重量285g(バッテリ除く)。2009年9月に発売された後、カラーバリエーション追加の要望を受けて両モデルの発売に至ったという。ボディカラーは、既存モデルのシェルホワイト、アーバンレッド、エスプリブラックを含め、計5色のラインナップとなる。

 撮像素子は4/3型、総画素数1,306万画素のLive MOSセンサー。有効画素数は1,210万画素。SSWF(超音波防塵フィルター)も備えている。記録メディアはSD/SDHCメモリーカードを採用。JPEG/RAWでの静止画撮影が行なえる。

 動画撮影も可能で、AVCHD LiteとQuickTime Motion JPEGでの録画に対応。MPEG-4 AVC/H.264で録画するAVCHD Liteでは16:9の1,280×720ドット、60pで録画でき、ビットレートはSH(17Mbps)、H(13Mbps)、L(9Mbps)から選択できる。内蔵マイクとスピーカーはモノラルで、マイク入力は搭載しない。

 ボディ上部に独立した「動画ボタン」を搭載。モードの切り替え操作をすることなく、動画ボタンを押すだけで素早く撮影が開始できる。さらに、モードダイヤルを「iAモード」に切り替えると、動画撮影中も「おまかせiA」機能が働き、シーンに応じた最適な画質設定で撮影が可能。

 光学ファインダーは内蔵せず、液晶モニタを使ったライブビュー撮影が基本となるが、別売で外付けライブビューファインダー「DMW-LVF1」(実売2万円前後)も用意。液晶モニタは20.2万画素相当で、倍率は1.04倍(35mm換算で0.52倍)。

 HDMIミニ出力を備えており、別売のケーブルを使ってテレビなどに撮影写真や動画を表示可能。VIERA Linkにも対応する。液晶モニターはアスペクト比3:2で、3.0型。46万画素の低温ポリシリコンTFT液晶。

 AFは映像検出によるTTL方式(コントラストAF)で、AFS/AFC/とマニュアルフォーカスが選択可能。画像処理LSI「ヴィーナスエンジンHD」を搭載する。液晶モニタ使用時の連続撮影可能時間は、パンケーキレンズ使用時で約210分(実撮影時間約110分)。ズームレンズ使用時で約170分(同約100分)。 



(2010年 2月 12日)

[AV Watch編集部 中林暁]