セブン&アイがタワレコに資本参加。CD/DVD販売などで連携
-ぴあとの提携で「ライブ + CD/DVD」のパッケージ販売も
3月2日発表
セブン&アイ・ホールディングスは2日、タワーレコードの株式を取得し、資本参加することを発表。店舗でのCD/DVD販売や、ネット販売などで協力するとしている。
セブン&アイは、現在のタワーレコード株主であるシティグループ・キャピタル・パートナーズ(15,226株/株式シェア16.54%)とAsia Music Holdings(4,635株/同5.04%)から相対取引により株式を取得。タワーレコードはセブン&アイの持分法適用会社になる。売主との株式譲渡契約は3月2日に結んでおり、3月下旬には株券引渡しが行なわれる予定。
セブン&アイは、グループの店舗ネットワークに、タワーレコードのブランド力と集客力を組み合わせることで、CD/DVD販売の拡大を図る。また、'09年に提携したぴあとも連携し、「ライブ・コンサート」と「CD/DVD」などのパッケージ販売の連携や、双方の持つ音楽情報の多面的な展開などで、新たな価値創造を追求するという。
さらに、タワーレコードが1月にリニューアルした総合音楽ポータルサイト「タワーレコードオンライン」と、セブン&アイが'09年12月に本格参入したネット通販「セブンネットショッピング」の連携で、IT/ネット分野の協力体制を構築。そのほか、セブン&アイの店舗ネットワークとタワーレコードの専門店展開における連携も図る。
(2010年 3月 3日)
[AV Watch編集部 中林暁]