「かいじゅうたちのいるところ」BD発売で清史郎君が登場

-アフレコ披露。「頑張って吹替えしたので観てください」


主人公・マックスの吹き替えを担当した加藤清史郎君

5月19日発売

標準価格:3,980円

かいじゅうたちのいるところ BD&DVDセット
(C)2010 Warner Bros. Entertainment Inc.
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 ワーナー・ホーム・ビデオが19日に発売した、映画「かいじゅうたちのいるところ」のBD+DVDセット。そのリリースを記念したイベントが東京の品川・ジャスコ 品川シーサイド店で開催され、主役の少年マックスの吹き替えを担当した、加藤清史郎君がゲストとして登場した。

 ソフトの特徴は、BD+DVDのセットのみをラインナップし、BD/DVDの単品版をリリースしない事。なおかつ、価格をワーナーの従来の新作DVDと同じ3,980円に抑えている。同社では「BDとDVDのどちらでソフトを購入するか悩む、消費者の迷いを払拭する」としており、BDを家庭内で、DVDを車載機器で再生するなどの利用提案も実施。同社の新しい新作洋画BD/DVDリリース形態を体現した1本となっている。

 原作は世界中で2,000万部を突破するモーリス・センダックの名作絵本。映画化は奇才スパイク・ジョーンズが担当。原作はオバマ大統領がイースターで子供たちの前で朗読するのに選んだ1冊としても話題となった。


がおー!!
かいじゅうっぽいポーズ
とのこと
 8歳の男の子・マックスは、ある晩、ママに怒られて、泣きながら家を飛び出した。通りを抜け、林を抜け、気がつけば見知らぬ浜辺。目の前にあったボートに飛び乗り、ひとりで海へ漕ぎ出した。ボートが辿り着いたのは、見知らぬ島。そこで彼を出迎えたのは、見たこともない大きな体のかいじゅうたちだった。

 マックスを食べようとするかいじゅうたちに、彼はとっさに嘘をつく。「僕を食べちゃダメだ。僕には力があるんだから。それでバイキングの王様にもなったし、前にいたところでも20年間王様をやっていたんだ」。嘘が功を奏し、なんとマックスはかいじゅうたちの王様として君臨することになるのだが……。



■ 「頑張って吹き替えしました」

 日本語吹替えは、主人公の少年マックスを加藤清史郎君が担当。個性的なかいじゅう達を、高橋克実さん、永作博美さんらが声優として演じている。

会場には親子連れの姿が多く見られたが、お母さん達からの人気が絶大。笑顔を見せたり、返答に詰まって頭をかくたび「かわいい!!」と黄色い声援が飛んでいた
 吹き替えを担当した当時、清史郎君はマックス少年と同じ8歳。しかし、1才1カ月から俳優として活躍している芸歴を誇る清史郎君は、アフレコも初めてではなかったとの事。

 アフレコと普通の芝居のどちらが難しいかと聞かれた清史郎君は「やっぱり吹き替えですね。吹き替えはリップとか、映像に合わせないといけないので。ドラマや芝居は自分を動かしているので……」と大人の役者顔負けの返答。

 作品の魅力については「普通の人間のマックスが、かいじゅう達と普通に喋っているところが、不思議だけど面白かった」とのこと。BD+DVD発売については、「家族で観たいです。吹き替えで」と笑顔を見せた。

 なお、イベント会場ではBD+DVDを通常3,980円のところ、会場限定価格の2,980円で販売。購入者が観客席に集まり、先着50人が清史郎君と握手ができるというサービスも。

 さらに、客席からジャンケンを勝ち抜いた幸運な2人がステージに上がり、清史郎君と生アフレコにチャレンジ。偶然にも9歳の男の子と女の子が勝ち抜いてステージへ。緊張した面持の2人に清史郎君から「間違っても気にしないで。思い切りやれば楽しめるし、上手くいくと思います」とアドバイス。3人そろって大声を上げるとリラックスした様子で、2人とも見事にかいじゅう・キャロルを演じた。

 アフレコ後に清史郎君は、「結構前に録ったので、以前のようにできるか緊張したけど、頑張れたので良かったです」とコメント。最後には「僕が頑張って吹き替えをしたので、ぜひ観てください!!」とBD+DVDの発売をアピール。大きな歓声を浴びた。


アフレコにチャレンジする2人にアドバイス見事に加藤清史郎君の相手役を演じていた

最後には握手会も行なわれた


(2010年 5月 19日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]