JEITA、2010年4月の電子機器国内出荷を発表

-金額で26.8%増。薄型テレビの出荷台数2桁増維持


5月25日発表

 

民生機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会
 電子情報技術産業協会(JEITA)は25日、2010年4月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。民生機器の出荷金額は前年同月比126.8%の2,562億円で、9カ月連続でプラスとなった。

 映像機器の国内出荷金額は、前年同月比132.5%の1,865億円で11カ月連続のプラス。音声関連機器は、同101.9%の168億円で、3カ月連続のプラス。

 4月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比168.6%の138万3,000台と2桁増を維持。サイズ別では、29型以下が同161.8%の47万9,000台、30~36型が同175.7%の44万台、37型以上が同169.6%の46万4,000台。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比183%の34万7,000台と好調。内訳は、BDレコーダが同178.8%の32万7,000台、BDプレーヤーが同297.2%の2万台。一方、DVDビデオは同83.8%の22万3,000台と前年割れが続いている。

 地上デジタル放送受信機の出荷実績は216万1,000台。内訳はテレビ合計の出荷台数が、前年同月比169.3%の138万3,000台、単体チューナが前年同月比401.6%の11万1,000台。STBが同141.1%の13万5,000台。DVDレコーダが同98.5%の10万2,000台、BDレコーダが同178.8%の32万7,000台。チューナ内蔵PCの出荷台数は同214.3%の10万4,000台。地デジ受信機器の出荷累計台数は7,579万6,000台。DVD/BDレコーダの地デジチューナ搭載率はほぼ100%。

 参考資料として発表されているワンセグ対応携帯電話の2010年3月出荷台数は217万6,000台。車載用地上デジタルテレビ受信機器の2010年4月の出荷台数は13万台。

 ビデオカメラは前年同月比118.3%の11万3,000台で3カ月連続のプラス。ステレオセットは同102.1%の5万9,000台でこちらも3カ月連続のプラス。スピーカーシステムは同116%の4万2,000台で4カ月連続のプラス。カーナビは前年同月比125.7%の42万9,000台で11カ月連続のプラスとなった。HDDタイプ、フラッシュメモリその他、DVD-ROMタイプの台数構成比は43%、49.1%、7.9%。

【民生用電子機器国内出荷】

 2010年4月2010年累計
(%)(%)
薄型テレビ(10型以上液晶+PDP)1,383168.66,109186.0
 (内)29型以下479161.82,200177.9
 (内)30~36型以下440175.71,845189.0
 (内)37型以上464169.62,063192.6
DVDビデオ22383.887591.0
 (内)録再機102

87.6

411100.7
 (内)再生機12280.946483.8
BDレコーダ/プレーヤー347183.01,246178.3
 (内)レコーダ327178.81,163171.6
 (内)プレーヤー20297.283394.6
ビデオ一体型カメラ113118.3550119.5
CDプレーヤー

66

97.3247108.1
ICレコーダ122124.6410109.0
ステレオセット59102.1227115.2
アンプ15122.360121.5
スピーカーシステム42116.0168155.0
カーナビゲーションシステム429125.71,759151.3
 (内)DVD-ROMタイプ3470.111478.9
 (内)HDDタイプ184111935147.8
 (内)フラッシュメモリその他210166.1710184.1


(2010年 5月 25日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]