2009年度民生用電子機器国内出荷は初の3兆円越え

-JEITA、2010年3月の電子機器国内出荷を発表


4月24日発表


民生機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会

 電子情報技術産業協会(JEITA)は24日、2010年3月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。民生機器の出荷金額は前年同月比152.9%の3,690億円で、8カ月連続でプラスとなった。2009年度累計では、前年比113.1%の3兆2,468億円で、初めて3兆円を超えた。

 映像機器の国内出荷金額は、前年同月比156.7%の2,781億円で10カ月連続のプラス。音声関連機器は、同104.5%の151億円で、2カ月連続のプラス。

 3月の薄型テレビの出荷台数は、前年同月比216.5%の221万8,000台。2009年度の累計では、前年比157.3%の1,588万台。サイズ別では、29型以下が同216.3%の86万9,000台、30~36型が同206.2%の61万4,000台、37型以上が同226.2%の73万4,000台。

 BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比175.9%の38万3,000台と好調に推移。その内訳は、BDレコーダが同170.1%の35万6,000台、BDプレーヤーが331.0%の2万6,000台。一方、DVDビデオは同93.0%の23万5,000台。

 地上デジタル放送受信機の出荷実績は308万1,000台。「エコポイント関連の駆け込み需要により3月としては異例の出荷数量となった」(JEITA)としている。

 内訳はテレビ合計の出荷台数が、前年同月比217.6%の221万7,000台、単体チューナが前年同月比1,081.7%の14万2,000台。STBが同103.0%の18万1,000台。DVDレコーダが同114.4%の11万4,000台、BDレコーダが同170.1%の35万6,000台。チューナ内蔵PCの出荷台数は同233.5%の7万1,000台。地デジ受信機器の出荷累計台数は7,363万5,000台。DVD/BDレコーダの地デジチューナ搭載率は99.7%。

 参考資料として発表されているワンセグ対応携帯電話の2010年2月出荷台数は228万1,000台。車載用地上デジタルテレビ受信機器の2010年3月の出荷台数は20万4,000台。

 ビデオカメラは前年同月比127.3%の18万9,000台、ステレオセットは同158.8%の7万7,000台、スピーカーシステムは同127.1%の4万7,000台。カーナビは前年同月比170.1%の57万7,000台で10カ月連続のプラスとなった。HDDタイプ、フラッシュメモリその他、DVD-ROMタイプの台数構成比は55.5%、39.3%、5.0%。

【民生用電子機器国内出荷】

 2010年3月2010年累計
(千台) 同月比
(%)
(千台) 同月比
(%)
薄型テレビ(10型以上液晶+PDP)2,218216.54,726191.8
 (内)29型以下869216.31,721183.0
 (内)30~36型以下614206.21,406193.6
 (内)37型以上734226.01,599200.5
DVDビデオ23593.065293.7
 (内)録再機115

105.1

309106.0
 (内)再生機11983.734384.9
BDレコーダ/プレーヤー383175.9899176.5
 (内)レコーダ356170.1836168.9
 (内)プレーヤー26331.063440.3
ビデオ一体型カメラ189127.3437119.9
CDプレーヤー

67

125.1181112.6
ICレコーダ134105.1288103.5
ステレオセット77158.8168120.7
アンプ17136.345121.3
スピーカーシステム47127.1126114.7
カーナビゲーションシステム577170.11,330162.0
 (内)DVD-ROMタイプ29898083.4
 (内)HDDタイプ320165.7751161.0
 (内)フラッシュメモリその他227201.2500192.9

(2010年 4月 22日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]

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