LTLS、W杯の国内映像配信権利を取得し、配信サイト開設
-試合のノーカット映像など配信。キーワード動画検索も
動画のポータルサイトやシステム開発を手掛けるLong Tail Live Station(LTLS)は、2010 FIFAワールドカップの公式映像を日本国内向けにネットストリーミング配信する権利を5月14日に取得。番組名「2010 FIFA World Cup Licensed Internet Broadcaster」として6月9日から12月31日まで、試合のハイライトシーンなどを配信すると発表した。
配信サイト |
また、関連チーム初戦の2日前から配信する「最新 チームスペシャルレポート」も、日本や南アフリカ、ブラジルなど、12チームで予定している。8月以降も随時、関連コンテンツ拡充が予定されている。
映像以外にも、元日本代表の戸塚哲也氏をはじめ、元サッカー選手やサッカースペシャリストによる大会コラムや、試合日程表、本日の対戦結果などのテキスト情報も掲載していくとのこと。
また、LTLSが同社の基幹技術のひとつと位置付けている動画検索機能も搭載。例えば「ゴールシーン」など、動画の内容を文字で検索する事で、ネット上のサイトから該当する動画を検索し、一覧表示するというもので、お気に入りの選手の関連動画や、観たいシーンの検索が簡単・迅速に行なえるという。サッカー以外の単語も検索可能。
■ 「ネットチャンネルという文化を定着させていきたい」
山科誠代表取締役CEO |
また、発表会にはゲストとして、同サイトのコラムページを担当する、元日本代表の戸塚哲也氏も登場。日本代表について、「準備は十分に整っているはずなので、楽しみながら戦って欲しい、と思っている。阿部選手は特に、バランスが良いので期待している。皆で目標に向かっていこう! とエールを贈りたい」と日本代表を激励。
また、他国については「ブラジルが面白い。今回は『この国には勝てないのでは!?』と思わせるようなチーム作りを徹底している」と分析した。
元日本代表の戸塚哲也氏とサッカー解説者の羽中田昌氏 |
そのほかの見所として、「他国ではスペインを応援したい。特に中盤、“クアトロフローレス”と呼ばれる4人の選手に注目している。今回は南半球で開催ということで“冬の大会”なので、選手にとっては動きやすいのでは。あとは“運”が左右する」と独自の目線で語った。
(2010年 6月 9日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]