ビーウィズ、カーオーディオ用の6ch DACシステム

-高品位デジタル伝送対応、10台同時接続も。21万円


7月29日発売

標準価格:21万円


 ビーウィズは、カーオーディオ用のマルチチャンネルDACシステム「BEWITHSTATE」(ビーウィズステート)を7月29日より発売する。価格は21万円。

 デジタル入力2系統と、アナログ入出力各6系統を備えたマルチチャンネルDAC/プロセッシングシステム。デジタル入力は、同社のルームミラー型オーディオメインユニット「Mirror Media MM-1」などとの接続に対応。イコライザやタイムアライメント機能も備えている。

オペアンプ「BS02」を6基搭載

 LVDS技術の応用により、デジタル信号の高品位/高速伝送が行なえるという独自の機器間通信フォーマット「Mirror Link」に対応。上記のMirror Media MM-1と別売ケーブル1本で接続でき、MM-1から音質劣化を抑えたバランスドデジタル伝送(同軸)が可能となっている。

 単体で3ウェイ/6chに対応するが、前述の「Mirror Link」で10台までの同時接続にも対応。専用のソフトウェアキーと別売のMLケーブルを使って、チャンネル数の追加や、イコライザの調整ポイント周波数の細分化などのカスタマイズが行なえるという。同社によれば「複数台を組み合わせて当社のフラッグシップモデル『Mirror Station AZ-1』に勝るとも劣らないハイエンドプロセッサーにも発展できる」としている。

 オペアンプは新日本無線と共同開発した「BS02」を6基搭載。「BS02」は99.99%の高純度OFC素材をリードフレームに採用しており、低歪み/高スルーレートで、ワイドかつフラットな周波数特性を特徴とする。

 新設計のデジタルクロスオーバーネットワークや、31ポイント/-0.1dBステップのデジタルイコライザ、0.77cm(0.02ms)分解能のタイムアライメント機能などを装備。販売店向けに提供している専用の調整用ソフトと独自の車室内音響測定装置「SIEG」(ジーク)により、車室内の音響特性を補正できる。

 外形寸法は240×187×43mm(幅×奥行き×高さ)。



(2010年 7月 8日)

[AV Watch編集部 中林暁]