マランツ、USB DAC/iPhone対応SACDプレーヤー「SA8004」

-プリメイン「PM8004」など10万円以下システム一新


SA8004。iPhoneのデジタル入力にも対応する(iPhoneは別売)

8月上旬発売

標準価格:10万円(SA8004/PM8004)
     7万円(PM7004)


 マランツコンシューマーマーケティングは、10万円以下のプリメインアンプ2モデルと、SACDプレーヤー1モデルを8月上旬より発売する。

 SACDプレーヤーは、USB DAC機能も備えた「SA8004」で、価格は10万円。プリメインアンプは、電源を強化し、フルディスクリート構成の電流帰還型フォノイコライザを搭載した「PM8004」と、ベーシックモデルの「PM7004」を用意し、価格はPM8004が10万円、PM7004が7万円。 


■ SA8004

SA8004

 新たにUSB DAC機能を搭載したSACD/CDプレーヤー。CD-R/RWに記録したMP3/WMAも再生できるが、SACDのマルチチャンネルには対応しない。トレー部にザイロンFRPを採用したオリジナルのメカモジュールを搭載し、振動低減と正確なデータ読み取りを実現。制振性の向上や静音化も図っている。

 最大の特徴はリアパネルにパソコン接続用のUSB(TypeB)端子を装備したこと。PCから入力されるデジタル音声信号を、SA8004に搭載したDAC「CS4398」でアナログ変換して出力する。USBの対応OSはWindows XP/Vista/7と、Mac OS X v10.6.3。


オリジナルのメカモジュールを搭載USB DACも装備している

 USBだけでなく、光デジタル、同軸デジタル入力も備えており、単体DACとしても利用可能。光/同軸デジタルは最高24bit/192kHzに対応する。

入力端子サンプリング周波数分解能
USB32/44.1/48/96kHz16/24bit
同軸32/44.1/48/64/88.2/96/176.4/192kHz

 また前面にはiPhone/iPod対応のUSB端子(Type A)を装備。iPhone/iPodからのデジタル入力にも対応し、SA8004のDACを使った高品位なアナログ変換が可能となっている。iPhone/Podの操作はダイレクトモード、リモートモードの2種類を選択できる。USBストレージクラス対応のUSBメモリやプレーヤーにも対応し、MP3やWMA、AAC、WAVファイルが再生できる。

背面にUSB DAC用のUSB端子

 DACには、シーラスロジックの「CS4398」を採用。SACDの1bit DSD信号だけでなく、CDの16bit PCM信号、デジタル音声入力からの最高24bit/192kHz PCM信号も高精度に処理できる。

 シャーシは、メインシャーシに加えて1.5mm厚の黒色塗装鋼版を加えた2層構造で、メカドライブの振動や外部振動などの音質への影響を排除している。電源トランスは、低漏洩磁束トロイダル型で、外周にコアリングとショートリングの2重シールドで漏洩磁束を低減している。


リモコン

 アナログ回路用電源のブロックケミコンには、試作や試聴を繰り返して開発したというカスタム品を採用。ほかにも、オーディオ用電解コンデンサやフィルムコンデンサ、整流回路のショットキーバリアダイオードなど、高品位なパーツを投入し、低ノイズ化している。

 アナログ出力回路は独自の高速電圧増幅モジュールHDAM、HDAM SA2を搭載。ヘッドフォン回路には、オペアンプの出力に高速電流バッファを付加したものを使用している。出力端子は光デジタル、同軸デジタル、アナログ音声 (RCA)、ヘッドフォン端子を各1系統用意。アナログ出力端子は真鍮削り出しで金メッキ加工を施している。

 システムコントロール用端子も装備。SACDの周波数特性は2Hz~50kHz。ダイナミックレンジは112dB、S/Nは110dB。外形寸法は440×344×109mm(幅×奥行き×高さ)。重量は7.8kg。


 


 

■ PM8004

 プリ部とパワー部をディスクリート構成とした、独自の電流帰還回路を採用するプリメインアンプ。定格出力は70W×2ch(8Ω)、100W×2ch(4Ω時)。全高調波歪率は0.02%。

PM8004背面

 プリ/パワーアンプや、フォノイコライザー用電圧/電流変換回路には「HDAM-SA3」アンプモジュールを、入出力バッファー回路には「HDAM SA2」を搭載するなど、上位モデルで開発したモジュールを取り入れ、ハイスピード化を実現している。

コンスタント・カレント・フィードバック型回路を採用したフォノイコライザを搭載

 パワーアンプ用電源回路には18,000μFの大容量コンデンサを2個、プリアンプ用電源回路には4,700μFのオーディオ用コンデンサを2個搭載するなど、マランツカスタムの高品位パーツを採用。電源トランスは、低漏洩磁束トロイダル型。シャーシは、メインシャーシに加えて1.5mm厚の黒色塗装鋼版を2枚重ねた3層構造で、剛性の向上や振動の排除などを図っている。

 上位機のSC-11S1で開発したコンスタント・カレント・フィードバック型回路を採用したMMカートリッジ対応フォノイコライザを搭載。低域から高域までの負帰還量が一定となり、全帯域で音質変化の少ないサウンドを実現するという。


リモコン

 ボリュームもダイキャストフレームを採用する。3バンド(BASS/MID/TREBLE)のトライ・トーンコントロール機能を本体前面に搭載。音源の状態に合わせて好みの音質に調整可能となっている。

 入力端子はアナログ音声(RCA)×3系統、レコーダ入力×2系統、フォノ、パワーアンプダイレクトを各1系統。出力はレコーダ出力×2系統と、プリアウト1系統、ヘッドフォン端子を用意。

 スピーカーターミナルはバイワイヤリング対応の大型タイプ。S/Nはライン入力が106dB、フォノが87dB。外形寸法は440×379×130mm(幅×奥行き×高さ)。重量は12.2kg。リモコンが付属する。 


■ PM7004

 フルディスクリート構成のプリメインアンプスタンダードモデルで、定格出力は70W×2ch(8Ω)、100W×2ch(4Ω時)。全高調波歪率は0.02%。PM8004と同様に、プリ/パワーアンプや、フォノイコライザー用電圧/電流変換回路には「HDAM-SA3」アンプモジュールを、入出力バッファー回路には「HDAM SA2」を搭載し、ハイスピード化を図っている。

PM7004背面

 電源やボリュームなどパーツの一部、フォノイコライザなどがPM8004と異なっている。パワーアンプ用電源回路には15,000μFの大容量コンデンサを2個、プリアンプ用電源回路には3,300μFのオーディオ用コンデンサを2個搭載、電源トランスは、低漏洩磁束トロイダル型を採用している。

 MMカートリッジに対応したフォノイコライザも内蔵。トライ・トーンコントロールも装備する。入力端子はアナログ音声(RCA)×3系統、レコーダ入力×2系統、フォノ、パワーアンプダイレクトを各1系統。出力はレコーダ出力×2系統と、プリアウト1系統、ヘッドフォン端子を用意する。

 S/Nはラインが104dB。フォノが85dB。外形寸法は440×365×127mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は10.5kg。リモコンやシステムコントロール用端子も装備する。


(2010年 7月 9日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]

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