パナソニック、家具調デザインのシアターラック「SC-HTF5」

-実売6万円の「サウンドボード」。PCM 7.1ch入力対応


上がミディアムウッド、下がライトウッド。左のリモコンは拡大したもの

8月27日発売

標準価格:オープンプライス


 パナソニックは、家具調デザインを採用したシアターラック「サウンドボード」を8月27日に発売する。型番は「SC-HTF5」で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は6万円前後。設置するテレビの想定サイズは37~46型だが、同社の46型プラズマ「VIERA TH-P46S2」には非対応。カラーはミディアムウッド(-M)、ライトウッド(-C)の2色。

 インテリアとの調和をコンセプトにしたシアターラックで、本体部分にナチュラルな木目調ローボードを採用している。カラーの「ミディアムウッド」は、落ち着いた雰囲気のリビングや和室に、「ライトウッド」は、明るくナチュラルな雰囲気のリビングにマッチするという。

使用イメージ

 天板の下部にスピーカーを配置。底板と棚板も備え、AV機器などを設置できる。耐荷重量は天板が60kg、棚板と底板が12kg。

 スピーカーは6.5cm径のフルレンジを2基、8cm径のサブウーファを2基備えた2.1ch構成で、HDMI入出力を各1系統、光デジタル入力を1系統装備。ドルビーデジタル/DTS/AACのデコーダも内蔵している。リニアPCM 7.1ch入力に対応しているため、プレーヤー/レコーダ側でBlu-rayのドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioの音声をリニアPCMにデコードしてから入力する事で、BDソフトのHDオーディオも再生できる。

 ドルビープロロジックや各種サウンドモード、ドルビーバーチャルスピーカーも備えており、2chの音声をバーチャルサラウンドで再生する事もできる。また、HDMI連携のVIERA Linkにも対応し、表示番組のジャンルに合わせたサウンドモードが自動選択される。ジャンルに合わせた省電力モードに切り替える「番組連動おまかせエコ」も利用可能。

 オーディオリターンチャンネル(ARC)にも対応し、テレビ側の音声をHDMIでラックシアターに戻す事ができ、テレビとの接続がHDMI 1本で完結する。3D映像にも対応し、3D対応DIGAから入力された3D映像を、3D対応VIERAに出力する事もできる。

 さらに、人の声を聴き取りやすくし、効果音の成分を前方上方に拡大することで臨場感を高めるという「新・明瞭ボイス」も搭載。映像と音が一体となった感覚が味わえるとする。

 フロントスピーカーのユニットには、「竹繊維振動板」を採用し、立ち上がりに優れたクリアな音を実現。2基のサブウーファを背中合わせで対向配置することで、振動を打ち消しあい、低減する「振動キラー」機構を採用。階下や隣室への振動伝達を抑えながら、歪の少ない重低音再生ができるという。

 消費電力は55W、待機時消費電力は約0.05W、実使用時(1kHz/1W+1W出力、サウンドモード=スタンダード時)の消費電力は約11.5W。アンプの最大出力は27W×2chと66Wで、合計120W。外形寸法は1,070×350×444mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約34kg。リモコンが付属する。



(2010年 8月 4日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]