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JBLを代表するBTスピーカー進化「Flip 7」。AIで音質向上、USB-Cで48kHz/24bitロスレス再生
2025年4月2日 14:59
ハーマンインターナショナルは、JBLを代表するポータブルBluetoothスピーカー「Flip 」シリーズの最新モデル「JBL Flip 7」を発表した。発売日や価格は今後明らかになる。AIを用いて音質を向上させたほか、USBでスマホやPCと直接接続し、48kHz/24bitまでのPCMデータをロスレス伝送・再生可能になった。
9色(スウォッシュピンク、ウィンブルドングリーン、ファンキーブラック、ブラック、ブルー、レッド、ホワイト、スクワッド、パープル)のカラーバリエーションを用意。なお、モバイルバッテリー機能も搭載した上位モデル「JBL Charge 6」も同時発表されている。同モデルについては、別記事で紹介する。
JBL Flip 7
音楽に対する愛情が深く、室内や屋外など場所を問わず迫力のあるサウンドを楽しみたい音楽好きに向けて、音質もスタイルも妥協することなく楽しめるように進化したという新モデル。
音質面の特徴は、AIを活用する事で、スピーカーの能力をリアルタイムで最大限に引き出すという「AI Sound Boost」機能を搭載した事。通常のスピーカーは、ユニットの破損などを防ぐために、余裕をもった再生を行なうように設計されている。AI Sound Boostでは、音楽とスピーカー自体の再生能力を学習させた上で、再生している音楽信号をリアルタイムで確認しながら、よりFlip 7の能力を最大限発揮できるように駆動する。
これにより、破損などを防ぎつつ、音質を高められたほか、小音量での再生時も、音が痩せにくいメリットがあるとのこと。
さらに、USB-C経由で、PCやスマートフォンなどと接続し、PCMで最大48kHz/24bitまでのデータをロスレスで再生する機能も追加した。なお、これはファームウェアのアップデートで利用可能になる。
筒状の筐体に、45×80mmの長円形ウーファー×1、16mm径ツイーター×1、両端にパッシブラジエーター×2を搭載。2ウェイ構成としつつ、パッシブラジエーターで低域を増強する事で、「パワーがありながら、クリアでキレのあるサウンドを実現した。音質にこだわるこの部分は、JBLとして妥協できないところ」(ハーマンインターナショナル マーケティング本部の濱田直樹プロダクトマーケティングマネージャー)という。
最大出力はウーファー25W、ツイーター10Wで合計35W。従来の30Wから、よりパワフルになった。Bluetoothはバージョン5.4に対応し、LE Audio対応。対応コーデックはSBC、AAC、LC3。
強化された防水・防塵(IP68)性能を持ち、使い勝手も向上。PushLockと呼ばれるシステムを導入し、ワンプッシュでカラビナやストラップを交換できるようになった。カラビナとショートストラップは製品に同梱する。
電池は4,800mAh相当のリチウムイオンポリマーバッテリーを搭載。連続再生時間は、約16時間(最大2時間延長できるプレイタイムブースト機能ON時)、約14時間(同OFF時)。外形寸法は182.5×71.5×69.5mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約0.56kg。ペットボトルサイズの筐体で、車内のドリンクホルダーへの収納も可能。
「JBL PORTABLE」アプリと連携でき、7バンド25段階に強化したイコライザーが使える。ワイヤレスステレオモードや複数台同時再生を実現するAuracastにも対応する。
新しい音楽の楽しみ方が、新たなスピーカーの需要を生み出す
濱田氏は、Bluetoothとパーティー用スピーカーの世界市場において、JBLブランドがナンバーワンのシェアを獲得している事を紹介。さらに、2011年から2014年にかけての売上は、世界で12倍以上、日本でも7倍以上となり、「時流に合った製品を投入したことで、ブランドとして大きく成長した」と振り返る。
その上で、ポータブルスピーカーを牽引するブランドとして、改めて「ポータブルスピーカーのユーザーがどのように使っているのか」という市場動向調査も実施。
その結果、ポータブルスピーカーユーザーの80%以上が、音楽配信のサブスクサービスを既に利用している事や、使用場所ではリビングや自室に加え、キッチンや車の中、浴室などで使う人も多い事がわかったという。
濱田氏は、「日本では昔からお風呂で音楽を楽しむ人は多い。また、意外だったのは車の中で聴くという人も多い事。カーシェアリングも増えてきて、(カーオーディオとの)Bluetoothペアリングの方法がわからない、カーシェアの車と自分のスマホをペアリングしたくないなどの理由から、Bluetoothスピーカーを持って車に乗るという人もかなりいることがわかった」という。
また、世界での音楽市場の売上では、音楽ストリーミングが牽引する一方で、ダンスパフォーマンスの配信で音楽を使ったり、Vチューバーが歌枠などでカラオケを配信で披露したりと、演奏権・シンクロ権からの売上も増えているという。
濱田氏は、「ストリーミングで音楽をいつでも、どこでも楽しむ従来のスタイルに加え、オーディオがエンタメ化し、音で楽しむ、楽しませる利用スタイルが増加している。こうした新しい音楽の楽しみ方が、新たなスピーカーの需要を生み出している」と分析。「ミュージックラバーの方に、人生のかけがえない瞬間を、スピーカーと共に過ごしてほしい」と語り、それを叶える新モデルとしてJBL Flip 7、JBL Charge 6を紹介した。
発表イベントには、ブレイクダンサーのShigekix(シゲキックス)こと半井重幸氏も登壇。普段、ダンスの練習などでもJBLスピーカーを愛用しているというShigekixは、JBLスピーカーが再生するビートに合わせ、迫力のブレイクダンスを披露。「JBLスピーカーのように、生活の中に溶け込むような存在に僕もなっていきたい」と今年度の抱負を語った。