8月のBS放送障害の原因を発表。BSAT-3a通常運用に

-衛星の姿勢変動の原因を特定


 放送衛星を運用している放送衛星システム(B-SAT)は、8月24日に発生した放送衛星「BSAT-3a」の姿勢制御の問題によるBS放送の障害について、原因を特定。継続して運用可能であると判断したことを発表した。

 BSAT-3aの姿勢変動を受け、8月24日14時21分頃~34分頃までの約13分間、BSデジタルの全チャンネルとBSアナログの一部チャンネルの放送が停波。このため、B-SATでは原因究明に努めてきたが、その中で今回の姿勢変動は衛星を制御する搭載コンピュータに発生した一過性の現象であり、現在は正常に動作しているという。

 そのため、今後も通常運用が可能で、放送に供することが可能と判断したという。なおNHKでは、BS放送の各チャンネルを9月6日早朝に、BSAT-3aに切り戻す予定。


(2010年 9月 3日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]