パナソニック、旅に特化したポータブルナビ「旅ナビ」

-ナビ新提案。ワンセグやDIGAの動画持ち出し対応


旅ナビ「CN-SG500L-T/SG500D-T」

 パナソニックは、「旅をプロデュースする」をコンセプトにしたポータブルSDナビゲーションシステム「CN-SG500L-T/SG500D-T」を10月8日より発売する。価格はオープンプライスで店頭予想価格は6万円前後。CN-SG500L-Tは家電ルートで、CN-SG500D-Tはカー用品ルートで展開する。

 同社がカーナビで培った技術を活かし、旅を楽しむ機能を強化した「旅ナビ」として提案している。GPSや200万画素のカメラ機能、ワンセグチューナなどを内蔵。SDメモリーカードスロットも備えており、SDカードに記録したMP3/WMAの再生が可能となっている。

 5型/480×272ドットのワイド液晶ディスプレイを備え、ポータブルカーナビとして利用できるほか、旅の旅程設定や管理ができる点が特徴。約8万件の観光スポット情報を内蔵し、目的にあったスポットやエリア、ジャンルから、写真などの情報を見ながら行程を設定。事前のプランニングに活用できるという。1つのルートで最大5つまでの訪問場所を設定可能。SDカードに5ルートまで保存できる。

 データは昭文社の「MAPPLEガイド」のデータ約100冊分(約8万件)。47都道府県の情報を県別に収録している。Webからオプションのガイドブック情報も購入できる。10月には「東京情緒食堂」、「地元の食・郷土料理」、「農家レストラン」などのデータを「パナセンス」で販売予定。

各種ガイドを呼び出して、旅程設定が可能通常のナビとしても利用可能

 プランニングだけでなく、旅先では歩行ナビゲーションとして利用可能。さらに、近くの施設のガイドブック情報を液晶画面に表示する「何これカメラ」機能や、ディスプレイに映った風景上に地名や施設名を重ねて表示する「街並みスコープ」を搭載する。

 カメラは総画素数217万画素(有効200万画素)で、撮影した写真にGPSの位置情報を付加して、撮影場所を地図上にマークすることもできる。なお、カーナビ利用中は、カメラの撮影は不可となる。

 ワンセグチューナは録画機能も搭載し、SDカードに録画可能。さらに、SDカードに記録したMP3/WMA再生のほか、DIGAやVIERAの「番組持ち出し」で記録した動画ファイルも再生可能となる。定格出力1Wのスピーカーも内蔵する。付属の吸盤スタンドにより、車のダッシュボードなどに装着できる。

 リチウムイオンバッテリを内蔵し、シガーライターソケットやACアダプタから充電可能。連続利用時間は、ナビ利用時で約2時間40分/約6時間(省電力モード)、ワンセグ利用時で約2時間50分。外形寸法は152×18.5×92mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約249g。


(2010年 9月 7日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]