パイオニア、通信対応のポータブル「エアーナビ」3機種

AVIC-T07II

　パイオニアは、フラッシュメモリを内蔵したポータブルカーナビ「カロッツェリア エアーナビ」3機種を11月中旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は下表の通り。

　「AVIC-T07II」は5.8型液晶を搭載。「AVIC-T05II」は4.8型液晶で、カラーはシルバー(SV)とグリーン(GR)を用意。いずれもAV機能やワンセグチューナを備えている。

　8GBのメモリを内蔵しており、地図データを独自の圧縮フォーマット「L-format」で収録。24GB相当の地図データが入っているという。追加料金が不要で、毎月の地図更新が行なえる機能を前モデルから踏襲。従来モデルはmicroSDカードで更新を行なっていたが、新たに通信モジュール(HSDPA/W-CDMA)経由での更新が可能になった。

　ただし、通信利用の場合はパイオニア販売モバイルネットワークスグループと通信サービスの契約が必要となる。なお、通信モジュールは契約完了後に届けられる。

　地図の更新は2014年4月までは、最大約3年間追加料金無しで利用できる。なお、年2回の全データ更新は、microSDカードを使う必要がある。

　AV機能はワンセグを搭載。microSDカードスロットも備え、microSDに保存したWMA/MP3/AAC/WAV音声ファイルも再生できる。動画再生にも対応し、WMV/MP4/AVI形式をサポートする。

「AVIC-T05II」。カラーはシルバー(SV)とグリーン(GR)

　液晶ディスプレイのサイズは「AVIC-T07II」は5.8型、「AVIC-T05II」は4.8型液晶。どちらも解像度は800×480ドット。バックライトはLED。28mm口径で、出力1Wのモノラルスピーカーも搭載する。

　上位モデル「AVIC-T07II」は、FM-VICSチューナも内蔵。道路交通情報(VICS情報)を受信・表示できる。また、両機種とも「スマートループ渋滞情報」に対応。カロッツェリアのカーナビユーザー同士で、渋滞情報を共有する機能で、VICS情報の約5倍の情報量を取得し、最適なルートを探索して走行できるという。

　ほかにも、燃費表示、エコ指数表示、エコレベル表示、急発進警告などでエコドライブをサポートする「エコステータス」機能を用意する。

　外形寸法は「AVIC-T07II」が99×178×35.8mm(縦×横×厚さ)。重量は500g。「AVIC-T05Ⅱ」は95.1×154.2×25.8mm(同)で、315g。