ペンタックス、フルHD対応デジタル一眼レフ「K-5」を15日に発売


「18-55WRレンズキット」
 HOYAのPENTAXイメージング・システム事業部は、フルHD動画撮影に対応したデジタル一眼レフカメラ「K-5」の発売日を、10月15日に決定した。9月21日の発表当初、発売時期を10月下旬としていた。

 10月15日に発売するのは、K-5ボディ単体および標準ズームレンズ「DA 18-55mm F3.5-5.6 AL WR」をセットにした「18-55WRレンズキット」。高倍率ズームレンズ「DA 18-135mm F3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR」をセットにした「18-135レンズキット」は、11月中旬の発売を予定している。

 価格はいずれもオープンプライスで、店頭予想価格は、K-5ボディが14万円前後、18-55WRレンズキットが15万円前後、18-135レンズキットの店頭予想価格は19万円前後の見込み。

 K-5は、ペンタックスのKシリーズ最上位モデル。'09年6月に発売したK-7をベースとして、新たにフルHD動画撮影機能を搭載したほか、AF速度の向上や、手持ち撮影時のHDR(High Dynamic Range)機能への対応など利便性を高めたことが特徴。

 動画フォーマットはAVI(MotionJPEG)形式で、動画の記録モードは、「Full HD」(1,920×1,080ドット/25fps)、HD(1,280×720ドット、30/25fps)、VGA(640×480ドット、30/25fps)の3種類を用意する。内蔵マイクはモノラル。1つのファイルの連続撮影時間は最長25分間(ファイルサイズ4GBまで)となる。静止画はRAW/JPEG。記録メディアはSD/SDHCカードを使用する。

 撮像素子は新開発CMOSセンサーで、サイズは23.7×15.7㎜、総画素数1,693万画素/有効1,628万画素。信号読み出しを従来モデルより大幅に高速化したことを特徴としている。画像処理エンジン「PRIME II」との組み合わせで高い解像感や階調の豊かな色再現性を可能にしたという。低ノイズ化も実現し、ISO感度は100~12800(拡張時は80~51200)。高速連続撮影は最高約7コマ/秒で連続30コマ(JPEG)。

 なお、K-5のボディ単体またはレンズキットの購入者に対し、もれなくサンディスク製のSDHCカード「エクストリーム」(16GB、読み取り/書き込み最大30MB/秒)をプレゼントするキャンペーンも実施。期間はK-5発売から12月31日までで、購入後に専用封筒で申し込むとプレゼントされる。


(2010年 10月 7日)

[AV Watch編集部 古川 敦]