デノン、3D/BD/SACD/ネットワーク対応プレーヤー

-52,500円の「DBP-1611UD」。USBメモリ再生も


エントリークラスのユニバーサルプレーヤー「DBP-1611UD」

 デノンコンシューマーマーケティングは、Blu-ray/SACDなどの再生に対応し、ネットワーク再生機能も備えたエントリークラスのユニバーサルプレーヤー「DBP-1611UD」を12月下旬に発売する。価格は52,500円。

 光学ディスクはBlu-rayビデオ、BD-R/RE(BDAV)、DVDビデオ、DVDオーディオ、DVD±R/RW、SACD、CD、CD-R/RW、Picture CDに対応。Blu-ray 3Dの再生にも対応するほか、DVD±R/RW、CD-R/RWに保存したMP3、WMA、AAC、WAV、JPEG、DivXの再生も可能。AVCHDやDivX Plus HDの再生にも対応するが、CD-R/RWに収録したDivX Plus HDには対応しない。

 さらに、レコーダで録画したAVCRECのディスク再生にも、後日のファームウェアアップデートで対応予定。

 また、DLNA 1.5に対応し、ネットワークHDDやPCに保存した動画・静止画・音声ファイルの再生機能も可能。MPEG、WMV(WMV9/VC-1)、AVI(MPEG-1/2/4)の動画、WMA、MP3、AACの音楽、JPEG静止画に対応する。なお、DTCP-IPには非対応。フロントパネルにUSB端子も備え、USBメモリに保存した各種ファイルの再生も可能。Ethernetも装備し、BDのBD-LIVEにも対応。本体にBD-LIVE用の1GBメモリを内蔵するほか、USBメモリを拡張メモリとして使い、ダウンロードコンテンツを保存する事もできる。さらに、今後のアップデートでYouTubeも表示できるようになる。

 HDMI出力は1080/60i、1080/60pに加え、フィルムソースの映像を忠実に再現する1080/24p出力も可能。Deep Color、x.v.Colorにも対応する。さらに、ドルビーTrueHDやDTS-HD Master Audioに対応したデコーダを搭載。アナログ音声出力に加え、HDMIからのビットストリーム出力にも対応する。

 映像機能として、DVDのSD解像度の映像を1080pにアップスケーリング可能。3Dを含め、様々な映像に適用できる3次元デジタルノイズリダクション機能も用意する。記録されたコンテンツの映像を、HDMIからそのまま出力するソースダイレクト機能も用意。音声面でも、デジタル音声出力やフロントパネルのディスプレイをOFFにすることで、アナログ音声出力の音質を高める「ピュア・ダイレクトモード」を備えている。


背面

 ドライブメカは低重心設計で、シャーシに強固に固定。不要な振動を大地に逃がし、画質や音質への影響を抑えるという。また、電源部、サーボ基板、ビデオ信号処理部、音声出力部などの各基板配置を分離させたレイアウトを採用、各部の干渉を防いでいる。また、各回路に高音質コンデンサなどを採用したという。

 インターフェイスのデザインは、AVアンプと操作イメージを合わせているのが特徴。HDMI CECにも対応し、対応するテレビやAVアンプと電源連動したり、入力切り替えを自動で行なえる。

 また、電源投入時やディスク読み込み時の待ち時間を、同社比50%以下に大幅に短縮。約30秒間操作をしないとスタンバイ状態になるパワーセーブモードも利用可能。付属リモコンは蓄光型キーを採用している。

 映像出力はHDMI、コンポーネント、コンポジットを各1系統。音声出力は同軸デジタル、アナログステレオを各1系統用意。Ethernet、USB×1、コントロール端子(IN 1/OUT 1)も備えている。消費電力は25W。最大外形寸法は434×319×107mm(幅×奥行き×高さ)。重量は4.2kg。


[AV Watch編集部 山崎健太郎]