3D対応テレビの'10年第4四半期国内出荷は40万1,000台

　社団法人電子情報産業協会(JEITA)は26日、3D対応の薄型テレビやBDレコーダ/プレーヤー、パソコンの2010年第4四半期(10月～12月)における国内出荷実績を発表。また、動画対応IPTVの同四半期国内出荷実績も発表された。

■ 3D対応機器

　3D対応薄型テレビの出荷実績は40万1,000台で、薄型テレビ全体(統計参加者数:5社)における構成比は3.8%。37型以上に限定すると、構成比は10%を超えているという。2010年4月からの累計は53万3,000台。なお、「3D対応テレビ」には3Dメガネやトランスミッタが別売のモデルも含まれている。

　今回の統計から加えられた、BDレコーダ/プレーヤーの出荷実績は90万2,000台で、全体(統計参加者数:7社)における構成比は20.8%だった。なお、レコーダ/プレーヤーにおける3D対応はBlu-ray 3Dを指すもので、この機能を出荷時に搭載するものに限られている。このため、出荷後にダウンロードなどで機能追加される機種は含まれていない。

　3Dパソコンは2万2,000台で、パソコン全体(統計参加者数:5社、企業向け含む)における構成比は0.8%。2010年6月からの累計では4万台となった。この数値には、3D対応ディスプレイを持たないが、別売ディスプレイで3D映像が表示できるモデルも含まれている。

■ 動画対応IPTV

動画対応IPTVの国内出荷推移(出典：JEITA)

　動画対応IPTVの出荷台数は695万8,000台で、前年比263.3%。薄型テレビ全体(統計参加者数:6社)における構成比は65.2%となった。2010年計では1億5,478万台、構成比は61.4%だった。

　調査を開始した2009年4月からの累計は2,053万9,000台、構成比は56.5%となっている。