Blu-rayから携帯へ動画を転送する「e-move」協議会が設立
-パナソニックのBDレコーダが対応。12企業が参加
自宅のBD機器で、BDソフトのコンテンツを携帯電話やスマートフォンなどに転送できる |
DEGジャパンは14日、Blu-ray Discにモバイル機器のコンテンツを収め、携帯電話やスマートフォンなどに移して視聴可能にする「e-move」の仕様検討と普及促進を行なう「e-move協議会」を新設したと発表した。
e-moveは、対応のBlu-ray機器での簡単な操作により、SDカードまたはSDカードスロット搭載のモバイル機器に高速で転送でき、ワンセグ対応携帯電話などで視聴できる機能。リビングでのBDビデオ視聴に加え、モバイル環境での視聴という新たなBlu-rayソフトの楽しみを提供するとしている。なお、コンテンツは著作権保護付きでの転送となる。
e-move協議会はDEGジャパンの傘下に設立され、技術検討と普及にむけて映像コンテンツメーカーと映像機器メーカーが協力して活動。仕様/応用検討や、啓蒙活動、今後発売される対応BDソフトや対応機器に関する情報発信を行なうほか、e-moveを核とした映像コンテンツの利便性の向上とBDソフトの価値向上に向けた活動を展開する。
e-moveの構成と目的 |
2月14日時点で、機器メーカーではソニー、パナソニック、NECが参加。コンテンツ企業ではディズニーやFOX、バンダイビジュアルなど下記の企業が参加を表明している。
なお、e-move対応BDソフトは2月14日時点で発売されていないが、BD機器ではパナソニックのBDレコーダ「DMR-BZT900/800/700/600」や、CATV用STBの「TZ-BDT910M/910F/910P」が対応していることが既に発表されている。
【参加企業】
・ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社
・エイベックス・エンタテインメント株式会社
・NECパーソナルプロダクツ株式会社
・ジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパン合同会社
・松竹株式会社
・ソニー株式会社
・株式会社ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
・東映株式会社
・20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン株式会社
・パナソニック株式会社
・バンダイビジュアル株式会社
・株式会社ポニーキャニオン
(2011年 2月 14日)
[AV Watch編集部 中林暁]