2010年の有料音楽配信売上額は前年比95%。RIAJ発表

　日本レコード協会(RIAJ)は25日、2010年第4四半期(10～12月)における有料音楽配信売上実績を公開した。ダウンロード数は前年同期比92%の1億712万回、売上金額は同90%の209億7,800万円で、前年割れとなった。

　統計は、協会加盟全社の配信実績をまとめたもの。シングル/アルバム曲、音楽ビデオなどを合計した「インターネット・ダウンロード」、オリジナル音源による携帯電話用シングル曲及び、着メロ、着信音などの「モバイル」、「その他」の3項目を集計している。

　インターネットからのダウンロードは、ダウンロード数が前年比107%の1,289万回、金額は同96%の26億100万円。回数の内訳は、シングルが前年比106%の1,154万3,000回、アルバムが同107%の74万9,000回。

　モバイルは、ダウンロード数が前年比90%の9,420万4,000回、金額も同90%の181億5,900万円で、前年を下回った。うち、シングル楽曲は、数量が前年比92%の3,376万9,000回、金額が同90%の117億700万円。

　「その他」に含まれるサブスクリプションサービスは、インターネットが前年同月比33%の5,700万円、モバイル向けが同88%の8,100万円となった。

　2010年の累計では、ダウンロード数が前年比94%の4億4,146万回、金額が同95%の859億9,000万円となった。1月に発表した2010年の音楽ソフト生産実績と、今回の有料音楽配信売上実績を合計すると3,696億200万円となり、'09年の4,074億9,700万円に比べ91%となった。