クラリオン、世界初の車載用フルデジタルスピーカー

-Dnote技術を採用。2012年内の実用化を目指す


車載用フルデジタルスピーカー

 クラリオンは10日、世界初の車載用フルデジタルスピーカーの開発を発表した。このスピーカーにより、完全デジタルの全く新しいカーオーディオシステムを実現できるとしており、2012年内の実用化を目指す。

 Trigence Semiconductorが開発したデジタル信号処理技術「Dnote」と、クラリオンが培ってきた車載音響技術を融合し開発。CDなどのデジタル信号を直接スピーカーに入力し、再生することでデジタル信号をそのままの高音質な状態で再生できるという。

 音質だけではなく、駆動電圧を従来の半分以下に、消費電力を約1/8に抑えることができることも特徴。クラリオンでは、「省電力が求められる電気自動車やハイブリッド車、アイドリングストップ車等に最適な高音質カーオーディオシステムの製品化を目指す」としている。


従来方式
今回発表のフルデジタル方式

(2011年 3月 10日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]