ラジオNIKKEI、福島の地元ラジオ局の番組を放送

-短波とradikoを使い、被災地から全国に情報発信


 東北地方太平洋沖地震と関連し、ラジオNIKKEIは15日から、福島の地元ラジオ局であるラジオ福島の番組を、1日あたり約30分~2時間、ラジオNIKKEI第1と、IPサイマルラジオの「radiko」を通じて、全国放送すると発表した。

 番組名は 「rfcラジオ福島発~がんばろう福島 がんばろう東北 がんばろう日本」。3月15日から3月いっぱいの放送を予定しており、近々では3月15日15時05分~16時00分、19時00分~20時10分。3月16日は15時05分~16時00分、19時15分~19時55分に放送する。

 さらに3月17日は18時30分~19時55分、3月18日は15時05分~16時00分、19時45分~20時30分。3月19日は18時30分~19時30分、3月20日は19時35分~20時30分を予定。3月21日は長時間放送を予定しているという。ただし、災害状況や原発の状況により変更される場合もある。

 ラジオ福島では現在、普段の放送を変更し、24時間災害放送を実施している。同局の番組を短波放送であるラジオNIKKEIが放送する事で、福島県だけでなく、「全国にも情報提供ができる」(ラジオNIKKEI)としている。なお、ラジオNIKKEIをサイマル配信しているradikoも既報の通り、聴取エリア制限を解除しているため、全国から聴取できる。

 今回の試みについてラジオNIKKEIでは、「親戚など関係者の安否を心配している方の一助となれば幸いと思っております。また頑張っている放送局仲間の励みになればと思っております」とコメントしている。


(2011年 3月 15日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]