ソニー、3,675円のiPod対応カナル型イヤフォン

-「MDR-EX60IP」。リモコン非搭載は2,468円


「MDR-EX60LP」のブライトブルーモデル

 ソニーは、低価格なカナル型(耳栓型)イヤフォンの新モデルとして、「MDR-EX60LP/SP」を6月21日に発売する。また、同モデルをベースに、iPod、iPhone、iPadなどに対応したバージョン「MDR-EX60IP」も同日に発売する。価格は「MDR-EX60LP/SP」が各2,468円、「MDR-EX60IP」が3,675円。

 「MDR-EX60LP/SP」は、2010年6月に発売された「MDR-EX50」の後継モデル。カラーはブラック、シルバーを用意。なお、ケーブルの長さが異なる2バージョンがあり、型番にLPが付くモデルは1.2m、SPは60cmとなる。カラーバリエーションは、LPモデルがレッド(R)、シルバー(S)、ピンク(P)、ゴールド(N)、オレンジ(D)、ブラック(B)、ブライトブルー(LI)、ホワイト(W)、バイオレット(V)、ターコイズブルー(L)。SPはブラック(B)、ホワイト(W)、ブライトブルー(LI)の3色。

 進化したポイントは、ハウジングからケーブルが伸びるブッシング部分の形状で、耳の形に合う、より落ちにくい形状を採用。装着性を向上させている。


黒く見える部分がブッシング部。耳の形に沿うような形状にしたことで、より落ちにくくなったというiPod/iPhone/iPad対応の「MDR-EX60IP」ブライトブルーモデル。左にあるのがマイク付きのリモコン

EX60LPのカラーバリエーション。左からブラック、レッド、ブライトブルー、シルバー、ホワイト、ピンク、バイオレット、ゴールド、ターコイズブルー、オレンジ

「MDR-EX60LP」のブラックモデルブライトブルーモデル。ハウジングに食い込んでいる黒い部分がブッシングイヤーピースを外したところ。内部には音の抜けを調節する「高密度レジスター」を搭載している
付属のイヤーピースは、内部パーツが固く、音道の形状を保持し、耳に触れる外側が柔らかいハイブリッド仕様

 その他の特徴は前モデルを踏襲。音質を高める工夫として「高密度レジスター」を採用。ハウジングに備えた空気調整孔の手前に貼り付ける密度の高い布のようなパーツで、空気調整孔から放出する空気の抜けを調整することで、迫力ある重低音再生が行なえるという。

 ユニットは9mm径のダイナミック型。形状は、ハウジングと音道ノズルに角度を持たせたアングルドイヤーピースタイプで、耳の奥まで挿入でき、遮音性を向上している。

 イヤーピースはSS/S/M/Lの4サイズ。ケーブルはY型で、入力はステレオミニ。ケーブルが1.2mと長いLPモデルには、長さ調整用のコードアジャスターを同梱。両モデルに絡み防止のコードスライダーを付属する。ケーブルを除いた重量はどちらも3g。



■MDR-EX60IP

EX60IPのレッドモデル

 「MDR-EX60IP」は、iPod、iPod touch、iPhone、iPadなどで使用可能なリモコンをケーブルの途中に搭載したモデル。イヤフォンとしての機能はベースモデル「EX60」を踏襲している。カラーバリエーションはブラック(B)、ホワイト(W)、LI(ブライトブルー)、レッド(R)の4色。

 対応モデルは、iPhone 3GS/4、iPad、第2~4世代のiPod touch、第4~6世代のiPod nano、iPod classic 120GB/160GB(2009)、第3~4世代のiPod shuffle。

 ケーブルの長さは1.2mで、途中にマイク付きのリモコンユニットを装備。リモコン部分には、ボリューム調整、再生/一時停止用ボタンを備え、中央ボタンを複数回押すことで曲送り/戻しも可能。中央ボタン長押しでボイスオーバー機能も利用できる。


リモコン部分。中央ボタンを複数回押すことで、曲送り/戻しも可能。長押しでボイスオーバー機能も利用できるリモコンの背面にはマイクを装備MDR-EX60LPのパッケージ

(2011年 6月 8日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]