完実電気、米PS Audioの電源システム「Premier 5/10」
-電源からノイズ除去。Webブラウザから操作も可能
「Premier 5」。上がブラック、下がシルバーモデル |
完実電気は、米PS Audio社の電源システムPower Plantシリーズの新モデルとして、8口の出力コンセントを備えた「Premier 5」と、10口の「Premier 10」を7月20日に発売した。価格は「Premier 5」が367,500円、「Premier 10」が525,000円。カラーはどちらもブラックとシルバーを用意する。
いずれも、家庭のコンセントより入力された交流電源からノイズを除去し、直流電流に変換し、再び交流電源を再生成するリジェネレーター方式の電源システム。
「ピュアで正確な波形を生成する」というPerfectWave Premierシリーズ第3世代モデルにあたり、従来モデルと比べ、大きな入力電圧変動にも対応。出力電源の供給能力も強化している。また、出力インピーダンスを従来機器より約1/100に低くした事で、「緻密で滑らかな音場感を提供してくれる」としている。
「Premier 10」のブラック、シルバー |
両モデルともタッチパネルタイプのディスプレイを備えており、オシロスコープ機能を搭載。入力と出力の波形表示ができる。また、各コンセントの電源投入モードの変更や、サインウェーブとマルチウェーブの切り替えなどの操作も可能。入出力電圧、消費電力、歪率、周波数の表示もできる。
さらにEthernet端子を備えており、PCなどのWebブラウザからアクセスする事で、電源ON/OFFなどのコントロールも可能。
出力電圧は95V~115V程度で変更が可能。「Premier 5」は同社のトランスポートやDACと共通したコンパクトなシャーシが特徴。「Premier 10」は中央に大型のトロイダルトランスを内蔵。冷却は「Premier 5」がファン、「Premier 10」が大型ヒートシンクを使い、ファンレスを実現している。
出力は「Premier 5」が1,000VAで、出力コンセントは4ゾーン8口。「Premier 10」は出力が1,200VA、出力コンセントは5ゾーン10口。外形寸法は「Premier 5」が435×355×95mm(幅×奥行き×高さ)。重量が17kg。アース付き3P電源ケーブル(1.8m)が付属。「Premier 10」が435×370×210mm(同)で、33kg。アース付き3P電源ケーブル(1.8m)が付属する。
「Premier 5」の背面 | 「Premier 10」の背面 |
(2011年 7月 25日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]