パイオニア、中国のテレビ/デジカメ事業を強化
-蘇寧電器との戦略的事業提携を強化
パイオニアは、中国電器量販大手の蘇寧電器との戦略的事業提携を強化し、ホームエレクトロニクス商品の展示店舗拡大やデジタルカメラ市場参入などを行なう。
新たに蘇寧電器との間で、ホームエレクトロニクスとデジタルカメラ販売強化について合意。AV商品のラインアップは従来比2倍以上とし、2014年の展示店舗数1,000以上を目指す。
加えて、従来5年としていた薄型テレビのブランド提携期間を10年に延長するほか、'11年度中に商流を変更。パイオニアグループの売り上げとする予定。2015年度の売上目標は100万台。
また、中国の蘇寧電器チャネルにおいて、パイオニアブランドのデジタルカメラ販売を新たに開始。2015年の売上目標は50万台。生産においてはODMを利用し、亜洲光学とのパートナーシップにより品質、コストを含めた競争力ある製品展開を図るという。
この提携強化を通じて、パイオニア中国でのホームエレクトロニクス事業において、3年後に年間売上400億円を目指していく。また、中国現地法人において、ブランド管理や品質管理部門を新設するなどで、パイオニアブランド価値の向上を図っていく。
(2011年 8月 4日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]