スティーブ・ジョブズ氏がApple CEOを退任


2010年9月にiPodやApple TVなどの新製品発表会に登壇した、スティーブ・ジョブズ氏

 米Appleは24日(現地時間)、スティーブ・ジョブズ氏がCEO職を退任すると発表した。ジョブズ氏の後任のCEOには、現COOのティム・クック氏が就任。ジョブズ氏は会長に就任し、取締役会にも残る。

 ジョブズ氏は、2011年1月から健康問題を理由に休養しており、休養中の主要な業務はティム・クック氏が担当していた。後任のクック氏についてはジョブズ氏が強く推薦したという。

 ジョブズCEOは、退任発表にあわせて公開された書簡の中で、「AppleのCEOとしての業務を遂行できなくなった場合には、すぐに知らせると常々言ってきた。残念ながらその日が来た」と退任が健康問題であることを示唆。「Appleの最も輝かしく、イノベーティブな時代は新体制の先にあると信じている。新しい役割で、それに貢献し、見届けることを楽しみにしている」と記している。



(2011年 8月 25日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]