ラックスマン、約7万円の小型USB DAC「DA-100」
-ヘッドフォンアンプ、2種類のデジタルフィルタ搭載
DA-100 |
ラックスマンは、24bit/96kHz対応のUSB DAC「DA-100」を10月より発売する。価格は71,400円。カラーはブラスターホワイト。
24bit/96kHzのUSB入力や、24bit/192kHzの光/同軸デジタル入力に対応したDAC。ヘッドフォンアンプやDDコンバータとしても利用できる。2010年より発売した「DA-200」(15万5,400円)の性能やデザインを継承しつつ、「A5サイズ」というコンパクト化と一部機能の簡略化を行ない、低価格化している。
FIR/IIRの2つの音質を切替えて楽しめるデジタルフィルタ機能を装備。DACチップには、32bit処理のTI/バーブラウン「PCM5102」を搭載する。
入力はUSBと光/同軸デジタルが各1系統。量子化ビット数は16~24bit対応でサンプリングレートはUSBが32/44.1/48/96kHz、光/同軸デジタル音声入力は32/44.1/48/88.2/96/176.4/192kHzに対応する。USBなどのデジタル入力からスルー出力できるDDコンバータ機能も備える。出力は、アナログRCA×1、光/同軸デジタル×各1、ヘッドフォンは標準ジャック×1。
発振周波数付近のノイズを低減した低位相雑音クロックモジュールを搭載。デジタル入力音声に対しては、内蔵するDAIRの高精度クロックにより低ジッター化が図られている。USB接続時の対応OSはWindows XP以降と、Mac OS X 10以降。
背面 |
ヘッドフォンアンプ部は、前述の上位機種DA-200と同等の回路を搭載。ヘッドフォン出力は130mW×2ch(600Ω)、80mW×2ch(32Ω)、40mW×2ch(16Ω)。
前面に備えた3桁の7セグメントLEDでサンプリング周波数を表示。付属の脚を側面に取り付けることで本体の縦置きも可能だが、縦置き時も表示は切り替わらない。
RCA端子は金メッキ仕上げで、大型プラグの接続に対応した18mmピッチ。同社伝統のラウンドパターン配線基板やオリジナルカスタムパーツなどを使用している。
周波数特性は2Hz~60kHz(+0、-3.0dB)全高調波歪率は0.004%、SN比は112dB。消費電力は7W。外形寸法は149×232×70mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.3kg。電源ケーブルが付属する。
(2011年 10月 14日)
[AV Watch編集部 中林暁]